ワカン(カンジキ)の修理しました 〜 春山へ向けて
冬道具の手入れ
使う前には使用前点検を
たまには冬山道具のお手入れも必要です。
ピッケルの先端部の研磨とかアイゼンの歯の手入れ
や装着の具合もチェックが必要です。
いざ山へ行ってから不具合があると即撤退となるような
重要アイテムたち
そんな中でも劣化しやすいのがワカンでしょうか。
ワカンとは
ワカンとは輪カンジキの略称。
カンジキと言うのは雪上を歩く際に、
荷重を分散し、雪に足が沈み込みにくくします。
これを浮力と言います。
一方、西洋カンジキはスノーシューと呼ばれ
雪上ハイクでは定番のアイテムになってます。
浮力の強さでは
スキー>スノーシュー>カンジキ
なのですが、カンジキが威力を発揮するのは
斜度のあるルートや、アイゼンを併用できるなど
複雑な日本のバリエーションルートでは
有効に使えます。
軽量なのもアドバンテージでしょう。
私の使っているのはエキスパートオブジャパンという
メーカー製です。
(スノーシューズL SN21)
修理箇所
もう随分と長い間使い込んでいるワカン。
本体はアルミ製で接合部はステンレス素材が使われています。
ステンレスで補強されているとはいえ、
固定している部分の負荷が大きく、
良くある事例としては
加締め(リベット、アルミ製)部分の欠損がありました。
片側4本×2、左右8本ずつ加締められているのですが、
大多数のリベットが飛んでおりました。
当然、グラグラカタカタ・・・
という事で、ボルトナットにて補強。
作業完了
ボルトととナットで締め付けますが、
緩み防止のためフランジナットとナットを組み合わせ
ダブルナットとしてます。
ボルトとナットは全てSUS製で、ボルトの頭はトラス頭を使います。
(ナベ頭より頭が低く滑らかな曲線)ホームセンター等で購入。
最近の山行では使う場面がなかったので、次回試したいと思ってます。

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