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名古屋市の開発が失敗する訳

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名古屋市の開発が失敗する訳。

上の写真が意味する事とは。

名古屋に住み始めて10年以上が経ちます。

が、未だに謎な部分が多く不思議な街です。

まず基礎知識として外観のお話、

名古屋という街は都会でもなく田舎でもないと言う事実。

この中途半端感が名古屋そのものです。

たとえば、

名古屋の人が考えるほど道路環境はよくありません。

政令指定都市の中での道路総延長は4位(㎢当たり)、

東京や大阪と比較になりません。

表向きは大きな通りを売りにしてアピールしてますが、普通の生活道路は酷いものです。

そして都会というと「高層ビル」。

名古屋の人はやたら「名駅」を押してきますが、不思議と都会感が無いのは

何故でしょうか。

実は名古屋の高層ビル数は日本で5位。

東京の536棟、大阪の168棟はもとより、神戸・横浜より少なく

川崎とほとんど変わりません(30棟未満)。

いろいろ言い分はあるでしょうが、要はこれも「需要と供給のバランス」なのでしょう。

街角の謎。

トップにあります写真は名古屋へ来てまず不思議に思った場所です。

高速道路の下に歩道橋が架かってますが、大層立派な歩道橋です。

「なんだ、名古屋って恵まれてるじゃん」と思う人もいるかもしれません。

しかしこの橋はあまり人が通りません。

何故なら、人の動きとは関係のない場所に架けられているからです。

写真左が西、右が東、手前が北方向ですが、

人の流れは北側と南側との移動が主流です。(栄地区と矢場町・大須方面)

しかしこの歩道橋は東西方向に掛かっています。

この北南は巨大な道路で分断されており、若者でも2回の信号待ち。

お年寄りだと3〜4回待たされます。

ここで歩道橋か地下道があれば良いのですが、

残念ながらこの橋は東西向きです。

ほぼ高架下のダンボールハウスの人しか使いません。

全くの税金の無駄遣いに思われます。

名古屋に住んでいると

街中で不思議に思うことに出会します。

一例としては横断歩道や歩道橋、歩道。

平面図(地図)上では真っ直ぐなルートでも途中にはトラップだらけ。

小さな階段で下がったかと思うば登りがあってまた下がる・・・・

最初からどっちかの高さレベルに合わせて作れば平坦になるんちゃうの?

最近は色々煩いからか、ミニ階段の所はミニエレベーターを設置している所もあるが、

なんという無駄遣い。最初からスロープにしておけと思ってしまう。

またエスカレーターやエレベーターなどは謎が多い。

「なんでここで終わってるの?」「なぜここで分断?」

「なぜ片側通行のエスカレーターばかり?などなど。

殆どが1レーンしか無く、ほとんどが登り。

関東では下りがメインであるが、事故率は下りが多いことを考えると

こっちが正解な気がする。

名古屋駅の人がほぼ通らない、名古屋駅の2階デッキへの往復エスカレーターも謎。

しかもこのデッキ、どこかのバイパス通路ではないのです。

通勤でオフィス街の主要駅ですら、エスカレーターは1ヶ所しかなく、

しかも1本なので毎朝長蛇の列ができている。

他にも、もう少し歩道橋を延長すれば歩行者が便利になるのに

中途半端な所で終わっている。とか、

もう少し延長すれば雨に濡れずに乗り換えられる地下鉄とJR、とか

自転車では一周できない交差点とか

(一方だけ横断歩道がなく、中央分離帯で切断されていたりする)

ここの市長も議員も「道を歩く」事が無いため

実態の把握などはしておらず、そのおかげで

お金をケチっている割に非効率なお金の掛け方なのです。

ここでもう一つ。

古いというのもあるとは思うが、名古屋駅の出来の悪さは謝辞するレベル。

そもそも、改札が通路と平行な時点で人が交差してしまう。

この場合、2階構造とし通路は1階、改札は2階とすべきだし、

コンコースのど真ん中に構造物と柱が鎮座し動線が悪すぎる。

人が多く行きかう桜通り口ど真ん中に待ち合わせ場所があるとか、

ちょっとおかしいのではないだろうか。

感覚としてはお年寄りや体の不自由な人への

配慮が希薄な地域であると思います。

名古屋の道が歩いてて疲れるのは不必要なアップダウンと

階段しか手段がなかったりすること。

新しくなった大阪駅を歩くと思ったより疲れないのは、

ほぼ階段を使わなくても歩く手段があるからです。

完全に往復のエスカレーターが有るだけではなく、複数のレーンがあります。

愛知の場合は人間より自動車が忖度されまくりです。

大きく報道されないジブリパークの欠点

これは愛知県の話ですが、

長久手にできたジブリパーク。

そもそも知らないうちに税金340億円が投入され、

好き勝手やってる県知事。

これも芸術だと言いつつ、

慰安婦像展示と天皇の写真を焼いただけでは物足りないのか?

このジブリパーク、

中日絡みの地元報道機関は大絶賛、狂喜乱舞しておりますが、

そもそもここは愛知県や中日新聞が関係していて、

運営も中日関係です(左繋がりかな?)

極左東京新聞の親分です。

相変わらず自分勝手な人たちだ。

ここは公園内でベビーカーが使用不可というトンデモパーク。

子供連れが多く訪れ、そもそもメインターゲット層であるはずの

家族層のニーズを全く意識していなかったお粗末さ。

建物内なら分かるが広い敷地内くらいは通れる設計にしなかったのが不思議です。

(まぁ、愛知あるあるですが)

先見の明は皆無です。

名古屋の街の不思議。

名古屋の街というと名古屋駅周辺と栄周辺、そして大須商店街などは人が多い反面、

車が通りにくい街の構造になってます。

はっきり言って繁華街に車できてイライラしているドライバーを見ると

「バカ」にしか思えない。

しかしながら、

それ以外の本山・池下・星ヶ丘・・・どこをとっても交差点がネックになっていて、

とにかく道路が人の動きを妨げている街です。

(逆に車では動きやすい街だとは思う)

副都心候補の金山は一大ターミナルだが再開発が進まず今一歩。

自称「総合駅」の八田などは駅が最悪で乗り換えが大変。街も発展せず何にもない「乾いた街」のままです。

①大曽根

ここは街づくりの失敗地として有名です。

とにかくどこへ行くにもルートがスムーズじゃない。

JRと名鉄、名鉄と地下鉄、商店街と駅。

行政・警察・国土交通省・JR・名鉄・市営地下鉄がそれぞれ好き勝手にやると

こうなります的な見本です。

駅前交差点は6個の歩行者信号を渡り切ると10分掛かります。

地下道もあるのですがエレベーター・エスカレーターはあまり無いので、

身障者の方や足が痛いときには本当にキツイです。

どうせなら歩道橋が欲しいところで、

勝川駅のように歩道橋からそれぞれの場所へアクセスできるような構造にすべきではと思います。

なぜこんな形になったのか謎。

と言うか、

道の面積の方が建造物の面積より遥かに広いんじゃないかと思えるほど

道の面積が大きい

失敗した商店街の例

ここの特徴は商店街の壊滅ぶり。

その一端があるのは道路によって分断された歩道。

駅からも直結感がなく孤立した感覚が強い。

何故か中間に分断点がある。

これは名古屋の特徴ですが、車のためなら人の流れを切っても構わない

風潮があるようです。

(分断された栄と矢場町・大須みたいに)

大義名分は「歩行者の安全を守るため」

(確かに轢き殺す勢いで横断歩道に突っ込んでくる車のナント多いこと)

そして代替の渡る手段も用意されていないのも特徴です。

当然の事ですが、分断され飛び地となった商店街は

こんな状況です。

地元の方々が頑張っても盛り上がらないわけです。

②鶴舞

ここも大曽根同様、奇異な道路レイアウトがもたらす悲劇。

名古屋でよく見る片落ち交差点。

交差点の一部が歩道が無い、もしくは自転車通路が無い、

または非常に労力を使うなどの「人に優しくない交差点」

あまり通りたくない場所です。

五差路なので横断歩道が無い部分があり、歩道橋を使うわけですが、

これがまた中途半端な構造。

エレベーターが東西2か所ありますが、すこし外れた場所にしかないので使いにくく

分かりにくい。治安上も人目につかないため夜間は怖いという話を聞いた。

この近くには盲学校でもあるのか、偶に全盲らしき方が杖片手にこの歩道橋を

ゆっくり登っておられます。

もう少し人にやさしい道にしてあげたらと感じる。

理想的には下の図にあるような1周する配置が望ましいと思うが、

名古屋市に求めても100%無駄かもしれません。

またここの特徴は、地下鉄からJRへ乗り換える際、

数mだけ雨に濡れる件です。

名古屋の鉄道会社の連携性の無さはとにかく凄く、

雨の日は必ず濡れるのでなぜ直結にしなかったのか不思議です。

豪雨が多い昨今、同じ駅なのに雨に濡れながらの乗り換えは勘弁なので、

せめてこの位は屋根を設けるべきでは?

ちなみに愛知県内の名古屋周辺部の主要駅は

かなり再開発が進み使いやすい駅も多い。

これは市町村がどれだけ開発にコストを掛けるかの違い。

こういった開発には官民協力して計画しないといけないのですが、

名古屋市内は自分勝手な開発になってる。

名古屋城の木造化なんて無駄金使わずにもっと投資すべきところがあると思う

なんだこの象形文字のようなデザイン

欠陥歩道橋の割にエレベーター内には謎の象形文字が・・・ ちょっとこれは

不思議な駅前の狭さ

大曽根などもそうだが駅前の構造が歪です。

結構なバス本数の出入りする大曽根駅前だが異常に狭い

敷地自体は広いのにロータリーが狭く「ママのお出迎え車」が降車場や乗車場を

妨害している。

とにかく眼前に車が来ないと気が狂う人たちなんだろう。

私は同じ歪感を久屋大通でも感じていた。

何故だか地下街は方向感覚を失う構造となっている。

碁盤の目状ではないので、思った方向に進めない。

その原因は地下駐車場を設置してるためでもある。

結局ここでも車の為に人間は不便を強いられる。

その割に車は路駐して更に人に迷惑をかけ続ける。

総括

名古屋には車椅子では通り抜けられない交差点や、

お年寄りが4回待たなければ渡りきれない大通りとか、

探せばキリがありません。

東京の立体交差と違って

愛知の場合「車にはなだらかなスロープを、人には10mの階段を!」がスローガンのような作り。

また道の面積が大きいため夏場の輻射熱はすさまじく、名古屋の夏は地獄です。

(名古屋の観測地点は涼しい場所にあるので実際の温度と乖離がある)

熱いから一人で車で行動 → 温暖化進む → さらに不要な車通勤 → さらに温暖化進む

悪循環ですね。

人が歩かなければ街は栄えません。

名古屋(愛知県も)は点での見どころに拘り、

面での発展には関心が薄い感覚です。

車移動ばかりなのでイオンのようなありきたりのショッピングモールばかり

存在する都市になってしまうのです。

「白い街」名古屋が色彩都市になるのはいつの事になるでしょうか?

バス停をブロックする一般車、もちろん法令違反だ

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