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名古屋のBRT事情・新しい交通システムは定着するのか?

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名古屋のバスによる通勤はどう?

名古屋は車社会と言いながら、

珍しい交通機関が多数存在します。

その中でも特筆すべきは「BRT」と言えるバスの運行システムです。

(バス・ラピッド・トランジット)

都市での公共交通機関(バス)の悩みとして定時性の確保が難しい点があります。

これが担保されないと日常の足としての信頼性は得られません。

特に愛知のような日本一の自家用車天国の場所では、

常に渋滞に悩まされ、時刻通りの運行は難しい状態です。

それで無くてもバスは邪魔な存在とウザまれる訳で、

名古屋ではバス停付近への違法駐車やバス発車時の進路妨害、

割り込みなどは日常茶飯事の事です。

自分が道路交通法違反をしている自覚がないドライバーが多いのは嘆かわしい限りですが、

脱炭素社会実現のためには不要な自家用車通勤を排除し、

公共交通機関にシフトする必要があります。

そんな名古屋ですが、対策を取られている部分もあります。

それが「基幹バス」と「ゆとりーとライン」です。

この両者について説明しましょう。

基幹バス

基幹バスは名古屋市営バス(1号2号系統)と名鉄バス(2号系統)が運行し市内は均一料金となってます。

(名鉄のみのバス停は別料金なので注意)

基幹1号系統

基幹1号系統は栄と鳴尾車庫・星崎・笠寺(南区)を結んでいます。

こちらはどちらかというと一般的な運行体制ですが、一部の停留所は止まらず差別化は図られています。

残念なのは交差の多い大幹線道路(国道1号)の左1レーンをバスレーンとしているため、

完全な独立レーンは難しく、時間的には若干ロスがあります。

国道1号線

基幹2号系統

一方で、特徴的なのが基幹2号系統で、

県道215号(出来町通)のセンター部分に上下バスレーンがあり、

バス停もしっかりしたものが設置されているのが特徴です。

運行ルートは

栄~猪高車庫、栄~引山・四軒家を結んでいます。

その他に名鉄バスが、

名鉄バスセンター~トヨタ博物館・八幡台西・尾張旭向ヶ台・愛知医科大学病院・尾張瀬戸

を結んでいます。

料金体系

運賃・敬老パスは市内均一です。

市営バス全線定期券は市バスと市内共用バス停のみ適応されますが、

名鉄のみのバス停は適応外で、1区間でも外れると料金を取られるようです。

例えば山口町から栄や名古屋駅(市営)では定期が使えますが、

山口町~大津通~松坂屋前の場合は、大津通~松坂屋前まで210円徴収されます。

(実体験)

道路の中央を時間帯(7:00~9:00)によって「専用レーン」となります。

非常に定時性は高く。本数も下手な地下鉄よりも多いので便利な乗り物です。

基幹2号系統時刻表

運行密度はしっかりあるシステムですが、

1便あたりの乗車率が高く、過密状態なのが辛い。

出来たら連結バスなどのように複数両の運用は出来ないものでしょうか。

LBTなら採算は十分に取れそうです。

ゆとりーとライン

ゆとりーとラインは大曽根駅を起点に

大曾根~小幡緑地と中志段味・高蔵寺を結んでいます。

大曾根から小幡緑地までは専用高架でガイドレールを使った「専用軌道」です。

この区間ではバス停ではなく「駅」として表記され本数もすこぶる多い。

元々、守山区には地下鉄が無く在るのはバス路線、しかも道路は渋滞が醜く、

通勤通学には不便な場所でした。

ゆとりーとライン時刻表

構造

大曾根~小幡緑地間は完全高架になっていて、

ある程度交通事情の変化にも対応できる設計になっているようです。

例えば名鉄瀬戸線との交差部分は大幅に嵩上げされ、

名鉄が高架化した場合でも高さに不都合が生じないような構造です。

瀬戸線との交差

ガイドウェイという名称は

補助輪によってガイドレールに沿って運転できる構造からの名称。

ハンドル操作は不要の乗り物です。

高架区間は法規制上トロリーバスと同様の扱いになるため、乗務員は大型第二種免許に加え、鉄道動力車操縦者免許(無軌条電車運転免許)が必要(Wikipediaより)

問題点

停留所には囲いがあるとはいえやはり待合時には通過する一般車への恐怖を感じる。

法定速度を大幅に超過しているのではないかと思われるような

暴走行為が行われている。

しかも基幹2号系統の停留所は交差点上手側に設置されているため

一般車が入り込むとバスの乗車位置が狂い乗車できない。

朝の7時以降の通勤時間の大混雑時でも

一部の一般車が通行して妨げになることもある。

もっと監視と規制の強化を求めたい。

名古屋
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