顔前オーディオから空間オーディオへ
日本の住宅事情だと昔のような
大きなオーディオシステムは設置が難しく
、たとえ設置が出来たとしても
視聴距離が近く体を包み込むような音響というのは
難しいものです。
かつてのオーディオブーム
その昔のオーディオは
スピーカーの正面に座り、コントラバスの
微かな弦の弾き(シンコペーション的な)、
アコースティックギターの弦の震え、
息遣いの感じる歌声、
そんな囁きまで忠実に再現するのが
良いシステムだと思ってました。
しかし実際の音楽は空間で聞くものであり、
その空間造りに試行錯誤されてきたマニアの方も
多かったのです。
現在の住居環境
しかし現在の生活では
固定位置で音を聴く事も少なくなり
同時並行的にタスクをこなしている日々。
こんな時こそ空間に音を放出してくれる
音響機器が最善です。
BALMUDAのスピーカーはどうか
、
私がこのスピーカーの音を初めて聴いた時の
感想はあまり良い印象ではありませんでした。
このスピーカーは形状が円柱形で
ユニットは上部にあり上向に付いています。
今までのようにデスクトップに置いて
正対して聴くと、音の流れの方位が
違うため籠った音に聞こえていたためです。
設置を考える
当初自分の中であまり良い評価では無く、
積極的に使う気になりませんでしたが、
ある日、距離を置いて設置し
部屋全体に響き渡らせるようにしたところ、
いい感じにミックスされて抜けの良い
グルーブを感じられるサウンドになりました。
オーディオの評価の言うのは住環境に影響されますし、
私のように歳を重ねると、聴こえる周波数域も狭まってきます。
ですので、自分に合うように
音楽によってデスクトップスピーカーと変えて
再生するのが良いと実感しました。
元々、このスピーカーのコンセプトが
音の空間放出のような考えだと知ったのは
後の事。
それを知って納得した次第です。
デジタルデバイス全盛でパーソナルな今にフィットした
機器であると思います。
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