マイナーな山シリーズ
蒲田富士の紹介
今回紹介するのは一般の人にはあまり知られていない
マイナーな山だけど存在感はある山。
蒲田富士を紹介します。
飛騨には二つの富士があります
全国的に○○富士という通称の山は多いですが、
飛騨にも富士と呼ばれる山が二つあって
ひとつは御嶽山の日和田富士と言われる山。
こちらはいわゆる俗称で正式名称は継子岳と言います。
御岳の岐阜県側にありチャオ御岳スキーリゾートが
あるところです。(現在休業中)
奥飛騨の富士
もう一つがこの蒲田富士(標高2,742m)です。
こちらは俗称ではなく正式な山名。
冬山における涸沢・奥穂ルートの通過点です。
この山は涸沢岳の西尾根に位置しますので
れっきとした穂高連邦の一部です。
この山だけを目的で登る人も少ないのではないか
と言うことで記録しました。
冬山のトレーニングとしては良い山だと思います。
登山ルート
新穂高から右俣林道を進み、白出沢を超えた辺りから
尾根に取り付きます。
とにかく急な直登になりますのでなかなかハードです。
とくに雪が腐ってると歩きにくいので
ワカンを用意した方が良いでしょう。
途中は無積雪期は藪漕ぎが凄いので
冬季の方が向いている山です。
幕営地は2,400m付近。
風が凌げる森林限界付近に張ります。
日帰りも可能ですが、この時は一泊しました。
25㎏の荷物を背負っての登りは相当きつかった。
冬山は単独行よりパーティの方が、
荷物分散できて有利です。
山頂直下一番上りが急な部分です。
こういった場所のフィクスロープは劣化してる
可能性が大きいので触らないに限ります
手掛かり足掛かりはしっかりしてました。
山頂付近の様子
下から見ると富士の形をした三容も、
ピークへ行ってみると長い台形の山頂でした。
この先は滝谷F沢のコルを経て涸沢岳へ。
しばし周辺を眺め
天気がいいときは最高の気分です。
冬は空気が澄んできれい
穂高連峰の御前に位置し
一般の方があまり登らないであろう山ですので
紹介しました。
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