DACを接続してアナログ接続PCスピーカーを安価にアップデートしたい
パソコンのサイドに置くスピーカーにプラス。
パソコン用のスピーカーとしてよく使われる
アクティブスピーカー。
アンプ内蔵で使いやすいのですが、最近ではBluetooth
に代表される無線式が主流。
ミニピン入力端子しかないアナログSPの
アップグレードする場合どうしますか?
アナログ接続の良さ
まず、有線で接続するアナログタイプは
配線による伝送劣化は有るものの
Bluetoothなどの無線式のような
不安定さや接続エラーは起こりません、
そんなメリットがあるアナログ接続。
パソコンとスピーカーの間にヘッドホンアンプ
を繋ぎ、PCのアナログ出力を使わずに
外付けDACを介して繋ぐのがアップグレードの基本です。
DACとは
アナログ信号をデジタル信号へ変換する
または、その逆を行う回路の事ですが、
これによって音質には大きな違いが出てきます。
Mac miniやiPhoneなどのオンボードチップ
を経由したヘッドホン端子よりも
専用DACを経由した方が音は良くなります。
また、ノイズ対策としても有利です。
手持ちのアクティブスピーカーで試す
今回はヤマハのアクティブスピーカー
をアップデートしましょう。
NX-50というスピーカーで、
基本仕様は以下の通りです。
- メーカー型番 : NX-50S
- 実用最大出力 : 7W+7W(6Ω 1kHz 10% THD)
- スピーカーユニット : 7cmフルレンジ(非防磁)
- 音声入力端子 : 2系統 (アナログ2)
- 出力端子 : ヘッドホン1系統(ミニジャック)
- 消費電力 : 13W(待機時0.5W以下)
- 外形寸法(幅×高さ×奥行き) : 83W×184H×184D mm
このスピーカーは3.5mmステレオミニジャック
入力のみです。
BluetoothもUSBもRCA端子も有りません。
PC本体のヘッドホン端子に接続すれば、
すぐに使用できる手軽さです。
今回は中間にUSB接続のDACアンプを介してみました。
どれだけ変化があるのか試してみたいと思います。
このスピーカーの特性
まずこのスピーカー標準の音を聴く
このスピーカーはフラットな音がします。
低音域も昨今のBluetoothスピーカーにあるような、
不自然な重低音感は無く、非常にシンプルな音。
人によっては物足りなく感じるかもしれませんが、
インストルメンタル曲には非常に合う音質に感じました。
最近のレビューの傾向だと「特徴が無い」
とレッテルを貼り付けられそうな感じです。
DACを繋いでみる。
中間に繋ぐヘッドホンアンプは
KGUSSというメーカーのESS9018K2M 。
比較的安価な入門用DACですが、
ハイレゾにも対応したCPの良い商品です。
入出力はPC-USBと光が入力、
RCAとヘッドホン端子2系統が出力です。
ケーブルを変えてみる。
とりあえず付属のケーブルと手持ちのRCAーミニ端子用の
ケーブルを繋ぐ。
アナログはケーブルの質で結構左右されると言われますが、
ある程度のクオリティのものを選べば問題はありません。
USBケーブルも音楽用のもので極力短いものを選べば良いでしょう。
聴き比べてみた
再生ソフトは「Audirvana STUDIO」
統合型音楽プレーヤーですがDACの性能を引き出す
フランス産の高音質再生ソフトです。
ハイレゾもレベルが上がりました。
より繊細によりクリアに向上。
音にブーストが掛かったおかげでSPのポテンシャルが
十分発揮されています。
音の貧弱さは感じられません。
音の解像感がアップしています。
なんか最近聴いてきたBluetoothスピーカー
より断然自分好みの音に仕上がった感じです。
もし手元にアナログなスピーカーがある人は
アップグレードをしてみてはいかがでしょうか。
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