
登山者をする人が多い都道府県
登山はお金の掛かる趣味の一つです。それだけ出費をしても得られるものが多いと私個人は考えています。その登山に「どれだけ魅力を感じている人がいるのか」を知りたくて調べてみました。と言いますのも、愛知県での登山を趣味をする人が多くない印象を持ったためです。実感としては関東からの人が圧倒的に多かった、あとは関西圏、長野。実際に所はどうでしょう
「登山者が多い」という言葉には、「その県に住んでいて山に登る人(行動者率)が多い」という視点と、「県外から山に登りに来る人(目的地)が多い」という視点の2つの見方があります。
総務省の「社会生活基本調査(2021年)」における、「登山・ハイキング行動者率」のトップ15位までの正確なランキングは以下の通りです。
登山・ハイキング行動者率 トップ15(2021年)
※人口比でのデーターです。
| 順位 | 都道府県 | 行動者率 | 主な特徴・要因 |
| 1位 | 東京都 | 9.8% | 高尾山・奥多摩など交通網が直結した手軽な山の豊富さ |
| 1位 | 兵庫県 | 9.8% | 神戸市街地の裏山として親しまれる六甲山系へのアクセスの良さ |
| 3位 | 長野県 | 9.7% | 日本を代表する山岳県。本格登山から里山歩きまで環境が充実 |
| 3位 | 京都府 | 9.7% | 大文字山など市街地に隣接した山や、歴史的ハイキングコースが人気 |
| 5位 | 神奈川県 | 9.6% | 丹沢山地や鎌倉アルプスなど、日帰りハイキングの選択肢が多い |
| 6位 | 奈良県 | 9.3% | 古都の社寺巡りと連動したハイキング文化 |
| 7位 | 茨城県 | 8.8% | 筑波山をはじめとする関東平野部からのアクセスの良さ |
| 7位 | 山梨県 | 8.8% | 八ヶ岳や南アルプスなど、県民にとって山が極めて身近な環境 |
| 9位 | 埼玉県 | 8.5% | 奥秩父など、東京近郊からのアクセスが良い山域を保有 |
| 9位 | 栃木県 | 8.5% | 日光連山や那須岳など、観光と結びついた山歩きが盛ん |
| 11位 | 大阪府 | 8.4% | 金剛山など、回数登山(何度も同じ山に登る)が盛んな文化がある |
| 11位 | 滋賀県 | 8.4% | 比叡山や伊吹山など、関西圏・中京圏からのアクセスが良い |
| 13位 | 静岡県 | 8.3% | 富士山麓や伊豆半島など、温暖で海と山を楽しめる環境 |
| 14位 | 岐阜県 | 8.1% | 北アルプスや金華山など、本格登山から日常の山歩きまで対応 |
| 15位 | 愛知県 | 8.0% | 周辺山域(岐阜・三重・長野)への強力な交通アクセス拠点 |
※同率の場合、次の順位は繰り下がります(9位が2県あるため、この表でトップ10となります)。
16位以下の傾向について
上位15県を見ると、「関東・関西の都市部(とその近郊)」と、「中部山岳エリア(長野・山梨・静岡・岐阜・愛知)」がランキングをほぼ独占していることがわかります。
データとして判明している下位の県を見ると、最下位は沖縄県(2.4%)、下位には青森県(4.0%)、高知県(4.1%)、長崎県・宮崎県(4.3%)などが並んでいます。
このことから、16位〜20位の層には、群馬県、千葉県、三重県、和歌山県といった、上位エリアに隣接し、車や電車でのアクセスが良い県が続いている可能性が非常に高いと考えられます。
トップ10の傾向
ランキング上位を見ると、「日本アルプスがある山岳県(長野・山梨)」が食い込んでいる一方で、「都市近郊に手軽な山がある地域」が多数を占めているのが最大の特徴です。
東京の「高尾山」や兵庫の「六甲山」など、都心から電車で1時間以内にアクセスできる手軽な低山やハイキングコースが豊富にあることが、参加率を大きく押し上げています。
- 関東エリアの強さ(東京・神奈川・茨城・埼玉・栃木): 高尾山、丹沢、筑波山など、都心や住宅街から電車や車で日帰りアクセスできる人気の山が豊富です。
- 関西エリアの健闘(兵庫・京都・奈良): 六甲山系や大文字山、古都の社寺巡りを兼ねた歴史的ハイキングコースなど、生活圏と山が非常に隣接している環境が数字を押し上げています。
このランキングは「本格的な登山者」だけでなく、週末の体力づくりや自然散策として、日常的に山歩きを趣味にしている人の多さを反映しています。
登山者が目的地として訪れる都道府県
登山地図アプリ「YAMAP」の調査(2022年夏期の利用者動向)によると、実際に登山者が訪れた山域(行き先)のトップ3は以下の通りです。
- 1位: 長野県
- 2位: 山梨県
- 3位: 岐阜県
北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、富士山など、日本を代表する本格的な山岳地帯が集中しているため、全国から登山者が集まる結果となっています。
日常的な趣味として山歩きを楽しんでいる人口が多いのは東京や兵庫などの都市部であり、本格的な装備を持った登山者が目指す場所としては長野・山梨・岐阜といった山岳県になる、という違いがあります。
がんばれ地元
割と東海三県が低いのが気になります。私の故郷の飛騨高山は「山が近すぎ」て登山人口こそ少なかったですが、山の怖さはよく知っている地域です。一方で先人達は登山聡明期の明治の頃から先鋭的登山を行っていた凄いところです。こんな恵まれた場所で育った人は、ぜひ山を登ってみてください。きっと人生変わります。


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