
広い歩道に人が居ない名古屋の街
名古屋人は歩かない」というのは、もはや都市伝説ではなく統計や街の構造が証明してしまっている現実ですよね。トヨタのお膝元ということもあり、圧倒的な「クルマ社会」。ドア・トゥ・ドアが当たり前で、数百メートルのコンビニすら車で行くスタイルは、名古屋文化の一部と言っても過言ではありません。
幹線道路の歩道は広く整備されていますが、人は疎らどころか「皆無」だったりします。一部の繁華街を除き、街の集積率は低く、益々歩く習慣も減少していくでしょう。
コンパクトシティならぬワイドシティなのが「名古屋」
しかし、そのツケが回ってくるのが高齢期です。慌てて「歩かなきゃ!」と走り出す(歩き出す)ことには、実はかなりのリスクが潜んでいます。
なぜ名古屋人は歩かないのか?
名古屋の街は「車で移動すること」を前提に設計されています。
- 道が広すぎる: 百メートル道路に代表される広い道は、歩行者にとっては「渡るのが大変な障害物」です。
- 駐車場が充実しすぎている: どこへ行っても広大な駐車場があるため、歩く動機が削がれます。
- 地下鉄より車が早い: 基幹バスや地下鉄もありますが、結局「車の方が楽で早い」という結論になりがちです。
高齢になってから「慌てて歩く」3つのリスク
長年「歩かない生活」を続けてきた人が、危機感から急にウォーキングを始めると、以下のようなトラブルに見舞われる可能性が高いです。
1. 心血管系への過度な負荷
長らく運動習慣がなかった心臓や血管は、急な血圧上昇に耐えられないことがあります。特に冬場の名古屋の冷え込み(伊吹おろし)の中、いきなり早歩きをすると、心筋梗塞や脳卒中のリスクを跳ね上げます。
2. 関節・軟骨の「在庫切れ」
筋肉が衰えた状態で歩くと、体重の衝撃がすべて膝や腰の関節に直撃します。
- 変形性膝関節症: 軟骨がすり減り、歩くたびに激痛が走るようになります。
- 脊柱管狭窄症: 腰への負担から神経を圧迫し、足のしびれを引き起こすことも。 「健康のために歩いているのに、歩けない体になる」という皮肉な結果を招きかねません。
3. 「転倒・骨折」のコンボ
歩かない生活は、筋力だけでなく**「バランス能力」**も奪います。足が上がっているつもりでも上がっておらず、ちょっとした段差(名古屋の広い歩道の微妙な傾斜など)でつまずき、大腿骨を骨折してそのまま寝たきり……というパターンは非常に多いです。
安全に「脱・歩かない名古屋人」を目指すには
「明日から1万歩!」は禁句です。まずは以下のステップを意識してみてください。
- まずは「家の中で」スクワット: 外に出る前に、まずは自分の体重を支える筋肉(大腿四頭筋)を呼び起こしましょう。
- 「ついで歩き」の距離を伸ばす: スーパーの駐車場で、あえて入り口から一番遠い場所に停める。これだけで「名古屋流」のリハビリになります。
- 靴への投資: サンダルやローファーではなく、しっかりとしたクッション性のあるウォーキングシューズを新調してください。
アドバイス 名古屋の人は「合理的」な気質を持っています。ウォーキングを単なる苦行と考えず、「美味しいモーニングを食べに行くための移動手段」や「名城公園の景色を楽しむレジャー」として、メリットと結びつけるのが継続のコツですよ。


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