私が陥っている現象。


最近SSDを入れ替えたのですが、トンと「自作PC」界隈から遠ざかっている私。早速、「やらかす」。レッツノートの電源を入れた際、Windows(OS)が起動せずに何度もBIOS画面(Setup Utility)に戻ってしまう、あるいはPanasonicのロゴとBIOS画面を繰り返す「BIOS無限ループ」状態になりました。非常に焦る状況。リカバリーUSBでもBootせず、windows11メディアディスクでも起動しない状態です。
こんな時は、「PCは正常に動いているが、Windowsが入っているストレージ(SSD/HDD)を読み込めていない」 ことが原因だと判断。
以下の手順で、リスクの低い順に原因の切り分けと対処を行ってみた。
解決までのフローチャート

ステップ1:まずは「放電」と「周辺機器の取り外し」
一時的な帯電や、外部機器の干渉が原因でストレージの読み込みを阻害しているケースがあります。
周辺機器をすべて外す
USBメモリ、SDカード、マウス、外付けHDDなどをすべて取り外します。
完全放電を行う
電源を完全に切ります。
ACアダプターとバッテリー(※外せるモデルの場合)を本体から外します。
その状態で電源スイッチを10秒〜15秒ほど長押し(または数回オン/オフ)して内部の電気を逃がします。
最小構成で再起動
ACアダプターだけを繋ぎ(バッテリーは外したままでも可)、電源を入れて症状が変わるか確認します。
ステップ2:BIOS画面でSSD/HDDが認識されているか確認(最重要)
ループしているBIOS画面そのものを利用して、そもそもストレージが物理的に壊れていないかをチェックします。
- BIOS画面(青やグレー、またはメニュー形式の画面)の「メイン」または「情報」タブを開きます。
- 項目名に「ハードディスク」や「SSD」、あるいは「SATA」「NVMe」といった記述がある場所を探します。
その横の表示を確認してください。
1.「なし」や「Not Present」と表示されている場合、ストレージ(SSD/HDD)の物理的故障、あるいは内部での接触不良です。PCがストレージの存在自体を認識できていないため、Windowsを起動できません。この場合は修理(パーツ交換)が必要です。
2.SSDの型番(例:SAMSUNG 型番… や 256GB などの容量)が表示されている場合:
物理的には認識されています。設定のズレや、Windowsのシステムファイル破損(ブート領域の破損)が疑われます。ステップ3へ進んでください。
ステップ3:BIOS設定の初期化
何らかの拍子にBIOSの起動順序や設定が変わってしまった可能性をクリアします。
- BIOS画面で「終了」タブに移動します。
- 「標準設定値を読み込む(またはデフォルト値のロード)」を選択して実行します。
- その後、「設定を保存して再起動(または変更を保存して終了)」を選び、PCを再起動します。
さてさて結果は・・・
ここまでの手順では解決しませんでした。具体的言うと認識はされているけど「起動しない」事になります。
ここで大きな落とし穴に気付く
問題児はセキュアブートです。
セキュアブート(Secure Boot)は、PCの起動時に悪意のあるソフトウェア(ルートキットなど)が読み込まれるのを防ぐ強力なセキュリティ機能ですが、システムの自由度や互換性と引き換えにしている側面があるため、いくつかの弊害(デメリットやトラブルの原因)が存在してしまいます。少し調べてみました。
システム復旧やメンテナンス時の障害
PCがクラッシュした際や、バックアップからシステムを復元したいときに足かせになることがあります。
ディスクパーティションを操作するツールや、ウイルス駆除用のLive USB、データ復旧用の特殊なOSイメージの多くは、セキュアブートの署名を持っていません。そのため、緊急時にUSBからメンテナンスツールを起動しようとしても、セキュアブートにブロックされて起動できないことがあります。
ハードウェア交換による起動不能(BitLockerとの連動)
Windows環境において、セキュアブートはドライブ暗号化機能「BitLocker」の安全性を担保する要素の一つになっています。
回復キーの要求
マザーボードのファームウェアをアップデートしたり、CPUやパーツを交換したりすると、セキュアブートの整合性チェック(プラットフォームの構成変化)に引っかかります。
これにより、Windows起動時に突如「BitLocker 回復キー」の入力を求められるようになります。もし回復キーを紛失している場合、最悪のケースとしてデータに一切アクセスできなくなります。
どう対処すべきか?
セキュアブートは決して「不要な機能」ではなく、マルウェア対策として現代のPC(特にWindows 11では必須要件)において極めて重要です。
しかし、上記のような弊害に直面した場合は、以下のような運用上の割り切りが必要になります。
- OSのインストール時やパーツ交換時: 一時的にUEFI(BIOS)設定画面からセキュアブートを「Disable(無効)」にして作業を行い、完了後に再度「Enable(有効)」に戻す。
- Linux等を常用する場合: セキュアブートを無効化したまま運用するか、MOK(ユーザー独自の鍵登録)の仕組みを理解して署名管理を行う。
無事解決
方法は簡単で、「復旧時」にはセキュアブート「無効」。セットアップ完了後に「有効」にする事により回避できます。普段意識しない機能なので頭にも浮かびませんでした。思わぬ「回り道」でしたがいい勉強になりました。




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