
中道改革連合(立憲系と公明系の合流新党)」の敗北
2度目の敗軍の将の野田氏に「A級戦犯だ」…中道への合流「自滅しにいくようなものだ」との声も(yahooニュースより)
個人的な意見として「野田氏だけの責任なのか」と思うと共に、組織の在り方として党員の意識の低さもあるのではと感じる。2026年2月の衆院選における「中道改革連合(立憲系と公明系の合流新党)」の敗北を受け、党内では野田佳彦代表の責任を問う声が噴出していますが、冷静に分析すると、「リーダー個人の資質」以上に「組織構造と党員・支持層の歪み」が露呈した結果と言えます。
他責思考に陥る党員たちが見過ごしている、多層的な敗因を整理します。
1. 「看板」と「実態」の乖離
野田氏は「中道・現実路線」を掲げましたが、党内には依然としてリベラル色が強い層や共産党との連携を重視する層が根強く残っていました。とにかく「組織」の力に乗っかり今まで当選してきた党員には、青天の霹靂と言った所でしょうか。
- 野田氏の責任: 異なる主義主張を「妥協」でまとめようとし、党のアイデンティティを曖昧にしたこと。
- 党員の責任: 執行部の方針に公然と反発したり、足並みを乱す発言を繰り返したりすることで、「何を目指している政党か分からない」という不信感を有権者に与えたこと。
2. 「他責思考」が招く組織の硬直化
ネット上での厳しい批判に対し、野田氏が自虐的に「増税派」「態度の悪い幹事長がいる」と語った背景には、党内の空気を変えられない苛立ちも見え隠れします。
- 身内への甘さ: 敗因を「時間がなかった」「新党名が浸透しなかった」といった外部要因やリーダーのせいにする傾向が強く、自分たちの政策や訴求力が国民からどう見えているかという「自己客観視」が不足していました。
落選後の立憲出身の重鎮、岡田・安住両氏のコメントでも「敗因は高市旋風」と「SNS等での誹謗中傷」などと発言し、記者会見にも出ない幹部経験者もいるなど、俯瞰的に自身の分析ができていない事が明らかになりました。
3. 公明系との合流による化学反応の失敗
「中道改革」を掲げて公明系と連携したものの、現場の選挙協力は中途半端に終わり、蓋を開けたら「公明党」の一人勝ちとなっていました。
- 戦略ミス: 立憲系のベテランが軒並み落選する一方で、比例優遇された公明系が残るという逆転現象が起き、党内の主導権争いが激化。これは野田氏一人の判断というより、党全体が「勝つための数合わせ」を優先し、理念の共有を後回しにしたツケです。
4. 「新陳代謝の不全」(長老支配と既得権益)
ベテラン議員の多くが小選挙区で敗北し、比例復活に頼ったという事実は、組織の新陳代謝が機能していない証拠です。
- 古い体質: 「当選回数」や「党内序列」が優先され、若手や新しい人材の登用が阻まれる年功序列的な構造。また、公明系の組織票という「既得権益」に頼りきりで、新たな無党派層を開拓する努力を怠った点も旧態依然としています。
結論:責任の所在
野田氏に「決断と統治」の責任があるのは間違いありませんが、それを支えるべき党員たちが「自分たちの主張が通らないのは代表のせい」「負けたのは新党の枠組みのせい」と責任を転嫁し続ける限り、誰がリーダーになっても同じ歴史を繰り返す可能性があります。
不満があるのなら口だけでなく「離党」も視野に行動するなど、政治家として気概なきものは「引退」を望みたい
「リーダーの首を替えれば済む」という発想自体が、党の体質改善を阻んでいる最大の要因かもしれません。


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