
所有のバッテリーの状態
我が家で所有のバッテリー、非常用にと購入したものですが、押入れの奥で長い期間放置したため完全放電状態になってしまってました。ただ、ランプは1個点滅しており、最低限の残量はあると思っていました。
品名:RAVPower”RP-PB055。今までの充電回数3回、購入から4年経過。

過放電に注意
以外に「過充電」は気にしていても「過放電」は見逃されがちです。特に非常用として常備しているものは定期的に使用し「満充電」にしておきましょう。
このバッテリーの状態。
充電しても、満充電にはならずインジケーターのみfull状態でも、一瞬で空になる状態です。こういった場合、どうすればいいのか色々試してみました。
まず、手持ちのアンカー製65wのPD充電器で1日充電は×、同じく45wでも×、 発想を変えて低電流値の古いiPhone用充電器で3日充電してみました。
※ご快適・安全にご使用いただけるため、純正または、RAVPowerケーブル、第三者機関『MFIなど』によって認証されたケーブルをご使用ください。
※HUAWEI/OPPO/VIVO純正のケーブルではRP-PB201モバイルバッテリー本体に充電できない場合がございます。付属のC-Cケーブルを使用し、モバイルバッテリー本体に充電するのをおすすめしております。
※約3時間で本製品を満電するには、45W以上のPD充電器(別売り)とC-Cケーブルをご使用ください。
完全に放電してしまったモバイルバッテリー(リチウムイオンバッテリー)の復活(過放電からの回復)には、いくつかの安全に配慮した方法があります。
ただし、過放電はバッテリーを劣化させ、最悪の場合、発熱、膨張、発火などの危険を伴うため、安全を最優先に自己責任で行ってください。少しでも異変(異臭、発熱、膨張など)を感じたら、すぐに充電を中止し、使用を停止してください。

モバイルバッテリーを復活させるための手順
1. 長時間充電を試みる
過放電が軽度であれば、通常の充電器で長時間充電を続けることで回復することがあります。
• モバイルバッテリーを通常の充電器(できれば壁のコンセントに直挿し)に接続し、充電ケーブルを挿したまましばらく様子を見ます。
• 充電ランプが点灯しなくても、保護回路が解除され、充電が始まるのを待ちます。
• ただし、発熱や膨張がないか目視できる範囲で監視してください。
2. 複数回充電を試す
一度充電を試して反応がなくても、ケーブルを抜き差しして数回繰り返すことで、保護回路がリセットされて充電が始まるケースがあります。
3. 低出力の充電器を試す
過放電により保護回路が作動している場合、低電流(1アンペア以下など)でゆっくりと充電を始めることが有効な場合があります。
• 充電を始めると、保護回路が状態を再認識して復帰することがあります。
• 5〜10分程度試して反応がなければ、無理に繰り返さず、一度充電を中止してバッテリーの温度を戻してから再度試す程度に留めてください。
4. 電源ボタンの長押し
モバイルバッテリーに電源ボタンがある場合、5秒から10秒程度長押しすることで、内部の保護回路がリセットされ、残量表示が復帰したり、充電が開始されたりする場合があります。
復活が難しい場合や注意点

上記の方法を試しても充電が始まらない、または以下の症状が見られる場合は、バッテリーが深刻に劣化しているか、内部で損傷している可能性が高く、使用を中止し、買い替えを強く推奨します。
• 充電中に異常な発熱がある
• モバイルバッテリーの筐体が膨張している(最も危険なサインです)
• 異臭がする
• 何度やっても充電が始まらない
まとめ

過放電の時間が長ければ長いほど、バッテリーの劣化は進み、復活が難しくなります。残念ながら我が家のバッテリーは過放電した状態で、復活は難しそうです。廃棄の場合ですが、安全のためにも、復活しない場合は、自治体のルールに従って正しく廃棄してください。
メーカーの見解
一般的に、モバイルバッテリーは 300〜500 回の充電サイクルが寿命とされており、毎日ご使用の場合は1 年〜1 年半程度で交換時期となります。
この場合は過放電によるバッテリー劣化の可能性が考えられます。こういうバッテリーの製品は長期間使わなくても、三ヶ月に一度フル充電する必要があります。
モバイルバッテリーは消耗品であることをご理解のうえ、早めの買い替えをご検討いただくことを推奨いたします。


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