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テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」はなぜやらかすのか

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テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」について、視聴者や識者から「偏向報道である」「内容が決めつけである」といった批判がなされることは、インターネット上や放送倫理・番組向上機構(BPO)への意見などで頻繁に見受けられます。

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くるくるパー発言

玉川徹氏の「くるくるパー」発言は、2025年11月7日の放送回、テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」の生放送中に飛び出し、MCの羽鳥慎一アナウンサーがその場で厳重注意したことで話題となりました。

この番組がなぜそのような批判を浴びやすいのか、主な論点や背景を整理しました。

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台湾有事アンケート

コメンテーター浜田敬子氏が2021年11月26日の番組内での台湾有事に関する発言と、番組で実施されたアンケート結果について、『みんな分かっているのかな』と発言。戦争を煽るような論調を行い、視聴者や世論の理解度を問うようなコメントをした。

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1. 批判が集中しやすい主な要因

番組のスタイルや特定の出演者の言動が、批判の主な要因となっています。

かつてレギュラーコメンテーターだった玉川徹氏(テレビ朝日社員)の発言が、番組の炎上の中心となることが多々ありました。

  • 強い主張と対立構造:
    • 玉川氏は、羽鳥慎一アナウンサーを「善」として自身が「悪役」を担い、視聴者の怒りに火をつける役割を担うという狙いがあったとされます。この「善の羽鳥、悪の玉川」という対立構造が番組のスパイスとなり、高い注目を集めてきました。
    • しかし、その強い主張や政府・体制への批判的な見解が、ネット上などで激しい賛否両論を巻き起こし、しばしば炎上につながりました。
  • 玉川徹氏の言動:
    • 元テレビ朝日局員でコメンテーターの玉川徹氏は、番組の「顔」とも言える存在ですが、彼の発言がしばしば「個人的な思い込み」「取材不足による決めつけ」として炎上します。
    • 具体例: 2022年の安倍元首相の国葬に関する発言で、「電通が入っている」と事実に基づかない発言を行い、謹慎処分を受けました。これが「偏向」「決めつけ」の象徴的な例として挙げられます。
  • 政権批判・特定の方向への誘導:
    • 「政府や行政の対応を批判する」というスタンスが明確で、是々非々(良いことは良い、悪いことは悪い)ではなく、「とにかく反対ありき」で議論が進んでいるように見えるという指摘が多くあります。
    • 専門家の意見よりも、コメンテーターの感情的な意見が優先され、結論ありきで進行していると感じる視聴者が多いようです。
  • 不安を煽る演出(コロナ禍など):
    • 新型コロナウイルス流行時、PCR検査の拡大を強く主張したり、危険性を強調する報道を繰り返しました。これに対し「恐怖を過度に煽っている」「科学的根拠よりもセンセーショナリズムを優先している」という批判が医師や専門家からも上がりました。
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2. 「ワイドショー」という番組の性質

ニュース番組(ストレートニュース)と異なり、ワイドショーは「主観」や「物語(ストーリー)」を重視する傾向があります。

  • 視聴率との関係:
    • 皮肉なことに、強い言葉で「決めつけ」を行ったり、対立構造(市民 vs 政府など)を明確に描いたりする方が、視聴者の関心を引きやすく、実際に視聴率は同時間帯でトップを走ることが多いです。
    • この「炎上しても数字が取れる」という構造が、偏向と批判されるスタイルが変わらない一因とも言われています。
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3. BPO(放送倫理・番組向上機構)での扱い

単なる視聴者の感情論だけでなく、公的な機関でも問題視されたケースがあります。

  • BPOの放送人権委員会や放送倫理検証委員会において、同番組の取材不足や公平性を欠く内容について審理入りしたり、意見書が出されたりした過去があります。
  • 特に「裏付けのない情報」を事実のように語ることに対しては、放送倫理違反の疑いが指摘されることがあります。
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放送倫理違反・不適切報道の具体例

1. 事実誤認と虚偽に基づく発言

報道の基本である「正確性」が欠如していたとして、最も重い批判を集めた事例です。

  • 国葬「電通関与」発言(2022年)
    • 内容: コメンテーターの玉川徹氏が、安倍晋三元首相の国葬における菅義偉前首相の弔辞について、「(準備に)電通が入ってます」などと事実に基づかない発言をしました。
    • 問題点: 取材に基づかない憶測を断定的に放送したことで、視聴者に誤った情報を伝えたとして、テレビ朝日が公式に謝罪し、玉川氏に出勤停止10日間の懲戒処分が下されました。
  • 箕面滝水量問題の誤報(2020年)
    • 内容: 玉川氏が、箕面滝(大阪府)の水量がトンネル工事で減少したとする過去の誤報(2006年ごろの話題)を引用し、「確か取材した」と発言しました。
    • 問題点: 箕面市が事実誤認であると抗議し、番組側は誤りを認め謝罪・訂正しました。
  • 帯状疱疹ワクチン「保険適用」発言
    • 内容: 玉川氏が、帯状疱疹のワクチン接種について「保険適用される」と誤った情報を発言しました。
    • 問題点: 実際には保険適用外であるため、視聴者から誤情報であるとの指摘が殺到。番組は翌日の放送で訂正・謝罪しました。

2. 取材・映像の倫理に関する問題

一般人のプライバシーや人権に配慮した報道姿勢が問われた事例です。

  • 一般人の泥酔姿「盗撮」と批判された映像(年末企画)
    • 内容: 年末の風物詩として、終電後のターミナル駅周辺などで泥酔した一般人の醜態を捉えた映像を放送しました。
    • 問題点: 酔って前後不覚の状態の男性を執拗に追跡するカメラワークや、搬送シーンなどが放送されたことに対し、「不幸を期待している」「盗撮ではないか」「泥酔者の人権を無視している」「放送倫理はどうなっているのか」といった批判が殺到しました。
  • 新型コロナウイルス関連の不適切映像
    • 内容: クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客の顔写真などを無断で放送したことが問題となりました。
    • 問題点: 個人のプライバシー保護や、肖像権に対する配慮が欠けていたと指摘されました。

3. ニュース番組としての不謹慎な発言

国際情勢などの重いテーマを扱う際の姿勢が、軽率であると批判された事例です。

  • 「台湾有事か いやいやドジャースでしょ」発言
    • 内容: 番組の構成を決める際、スタジオで羽鳥アナウンサーらが、国際的な緊張が高まる「台湾有事」を取り上げるか、大谷翔平選手の活躍で盛り上がる「ドジャース」の話題を取り上げるかでスタッフが揺れていたという裏話を明かし、最終的に「台湾有事は先送り」といった趣旨の発言をしました。
    • 問題点: 台湾情勢というデリケートで重要なニュースを、スポーツの話題と比較し、番組構成上の都合で「先送り」にしたという姿勢が、「ニュース番組として不謹慎」「台湾有事を笑いのネタにするな」として大炎上を招きました。

これらの事例から、「モーニングショー」の倫理違反と指摘される点は、情報の「正確性」、一般人の「人権・プライバシー」、そして「報道の品位」に関わる問題が多いことがわかります。

まとめ

「モーニングショー」に対する「偏向」「決めつけ」という批判は、主に「事実確認よりも主張が先行する姿勢」「特定のコメンテーターの強い影響力」に起因しています。一方で、そうした「独自の切り口」が支持されている側面もあり、評価が二極化している番組と言えます。

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