人生の意義を考える旅
旅がしたいなぁ・・・
そんな欲求にかられる3月
実は今月は大きな自分へのご褒美を用意しました。
それは日本唯一の定期寝台特急「サンライズ出雲」への乗車です。
私が若かりし頃に乗った経験がある寝台特急は
「はやぶさ(A個室)」と「北陸(ソロ)」。
大人になって乗ってみようと思った頃には
続々と廃止になっていきました。
予定してたが台風で運休もあったりして、
機会を逸した所もあります。
末期はチケットも取りやすかったのですが、
何せ車両の老朽化は顕著で、
鉄道好きな方なら「国鉄」っぽい車内は
嬉しいのかも知れませんが、
一般のお客さんからしたら割高感があったのでしょう。
憧れの電車で出雲へ
時は流れて2022年、
来年はどうなるかわからないこの不安定なご時世。
この年代になるとなかなか休みも取りにくいのですが、
自分の夢を今一度ということで
予約にチャレンジしてみました。
鉄道系ユーチューバーさんなどは簡単に乗っているイメージがありますが、
仕事がある中、1か月前の午前10時に駅へ行くのも難しいのではないでしょうか。
また普段、鉄道とか馴染みのない人には「どうやったらチケット買えるのか?」
分からない事もあると思いますので、ご参考に。
まずは列車の紹介
「サンライズ出雲」は現存する唯一の定期寝台列車。
寝台タイプはA寝台とB寝台、そして普通車にあたる
「ノビノビ座席」があります。
東京を出発する時は、サンライズ瀬戸も連結し
14両の長大編成となってカッコイイ走行姿です。
電車王国「東京」の中にあっても通勤客の目を引く存在です。
編成は以下の通り
見ての通り個室の数は少ない訳です。
この表では東京出発時の2列車連結の図で、
A寝台のシングルは11号車(下り)の2階部分のみ、
1編成に6部屋しかない事になります。
本当に狭き門ですね。
名古屋飛ばし
注意点は、
この列車は定期便、臨時便(季節運行)共に
全て愛知県には止まりません。
定期便の場合、
浜松(下り)静岡(上り)が
名古屋から近い東海エリアでの停車駅で、
臨時便は東京・横浜・大阪と停車し
東海地区は停車しません。
ですので乗車も大変なのですが、
今回の計画では
一回、東京まで行って
始発から終点まで乗り通したいと思ってます。
ネットでの予約
JR西日本のホームページから
「E5489」というページに入ります。
(調べてみるとネットから寝台車の予約は出来ないという
記事を見つけましたが、2020年春以降予約は出来るそうです。)
女子旅や一人旅人気で競争率高し
ネットでも1か月前の10時より
これが結構激戦!
昨今の出雲大社の人気は凄いものがあります。
平日の予約でも一瞬で完売。
何度もトライするも玉砕、のびのびシートは
空きはありますが、個室に関してはダメでした。
日時を変えても個室は全然無理っぽい。
普通席といえど横になれる席なので
悪くはないですが、大部屋より個室ですよね。
ここまで取れないと、実は売ってないんじゃないか?
そんな疑念も生まれますが、
手を変えて「サンライズ瀬戸」で検索
すると・・・
2日前の購入
出発の2日前になるとキャンセルが多く出る事があります。
その理由は2日前までは340円だったキャンセル料が、
それ以降、30%に跳ね上がるためです。
こう言ったキャンセルを狙う場合、窓口で購入する事になります。
旅行会社へ手配してみる
上記で示したように、
ネットでも空席があればちゃんと取れます。
あとキャンセル待ちもあるでしょう。
しかし窓口に足繁く通うのも、
時間的にも結構な労力になりますし、
それでも取れない場合もあるでしょう。
結局、出雲はやっぱり人気なんですね。
部屋数は限られてますので、時期によっては仕方ありません。
日程が決まっている場合
しかも家族旅行のように日程を変えられない場合、
どうしてもこの日じゃなきゃダメな場合、
ギャンブル的な購入方法は現実的ではありません。
そんな時は旅行会社に手配するのもありです。
繁忙期ですと必ずしも希望通りにはいかない
かもしれませんが、確率はグッと上がります。
私は今回、JR東海ツアーズという結構お世話になってる
旅行会社へお願いしました。
条件としてはあくまでツアーですので、列車のみの発券は
ダメで、翌日松江で一泊ホテルを予約をセットにして頂きました。
さて、結果は・・・
取り敢えずB寝台のシングルはゲット
そしてなんとA寝台のシングルデラックスも取れました。
その後、我が家の理由で別日のサンライズツインに変更しましたが、
それも取る事ができました。
JR系旅行会社強し。
旅行会社には割り当ての枚数があると思われます。
発券依頼を掛けると、その枠の中から発券されるのでしょう。
よくよく話を聞いていたら
旅行会社はどうやら数日分一緒に発売されるっぽい。
(真偽不明ですが、これは担当者からチラ聞)
結局、ツインで行くことになりました。
帰路はノビノビ座席をE5489で押さえましたが、
鳥取(日本海)回りで帰るのも捨て難く、
引退する国鉄型特急車両381系も国鉄塗装色で
リバイバル運行があり乗ってみたいなぁ〜
などと妄想に浸り楽しい旅の計画。
切符はどっちが安い?
今回、サンライズについては入手難でしたので
旅行会社に依頼しましたが、帰路は在来線特急と
新幹線の組み合わせとしました。
そういった在来JRのチケットを頼む際、どうしますか?
一番手間が掛からないのが窓口購入になりますね。
本当ならネットで完結が希望ですが
いろいろ制約が多いのがJR。
例えば鳥取から名古屋市内までの乗車券と特急券の場合、
①区間毎に購入の場合、
特急はくと 料金2,490円(乗車券)+2,460円(特急券)。
新幹線のぞみ(姫路〜名古屋市内)9,390円=
14,340円です。
②窓口で同日便通しで購入の場合は、
特急はくと〜のぞみ(姫路〜名古屋)〜名古屋市内
(全て普通車指定席)で13,410円。
この場合、在来線特急券は半額です。
③JR系で代表的な予約サイトを使う
e5483とEX予約の併用
鳥取〜姫路 チケレス予約
4,550円
姫路〜名古屋8,960円
名古屋市内運賃 230円
13,740円
列車のグレードを落とす
たとえば新幹線をひかりやこだまに変更の場合、
EX予約では特割があります。
これを活用すると安くなります。
ただし繁忙期は使えません。
キップ受け取りの制限
e5483にて購入した切符は
JR西日本以外のJRでは受け取れる場所が限られます。
尚且つ、JR東海では東海の路線が含まれない場合は
受け取れません。
ですので購入する時は、新幹線と在来特急を通しで
予約すればJR東海の路線(新幹線)利用ですので、
受け取り可能になります。
通し券の場合、在来特急をチケットレスには出来ません。
割引の重複は出来ないようになってます。
予約した特急乗車券は、
券売機または主要駅窓口にて受け取り可能です。
西日本エリアのみの切符購入時は
チケレス特急券の方が安くなるのでオススメです。
続く・・・・
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