東京でも所有していた自分の車ですが、
名古屋での運転で嫌になって車を手放してはや10年です。
何がそんなに嫌なのか?
そんな話をしてみたいと思います。
想像以上だった愛知の運転マナー
前にも書いたと思いますが、政令指定都市の中で
名古屋のk㎡/当たりの道路面積は決して広く無く5位。
生活道路などは人間の歩くスペースすら無いほどに狭いが、
運転者は広い道路と同じ感覚で60km程度出して走行している。
そもそも私の勤務先は中区にあるため、自家用車での通勤は不可です。
その代わりに社用車があるので仕事ではそちらを使います。
当然、会社は台数分の駐車場代金や保険費用を負担する訳で、
社員個人の通勤時の事故リスクや駐車スペース確保などは
無駄な出費でしかありません。
私は日常的に電車やバスを利用しておりますが、
愛知県は本当にモラルが低いと思います。
「そんな事ないよ、どこも一緒だよ」と言う声もありますが、
確かにどこでも一緒とは言えますが、そこは自動車保有台数日本一の愛知県。
1週間でも歩いて生活してみてください。
きっと実感できると思います。
自動車通勤率が東京の0.9%、大阪の18%に比べ
54%と福岡よりも高く北海道と変わらないレベルです。
とにかく日本一の自動車保有台数がモノを言っていて、
通行量が多いゆえに人命よりも自分の車のスムーズさを優先します。
道路交通法なんて完全無視のドライバーの割合が多いのか、
毎朝の通勤時間帯の違反者は後を絶ちません。
一旦停止は守らないし、
赤信号でも無視するし、
通行規制時間でも平気で侵入するし、
右折禁止交差点でもお構いなしだし、
煽られるし、ウインカーを出さずに右折してくるし
とにかく上げたらきりがない。
特に土日は惨憺たるものです。
私も生活道路を歩きながら、
怖い思いをすることもしばしばで、
特に一旦停止などは80%くらいの車は完全に止まっていません。
タイヤを見ると完全に停止しておらず「停まってる風」の車ばかり。
しかも市中で取り締まりが行われておらず野放し状態なのが実情。
横断歩道は歩行者の命を危険にさらし、優先されるべきバスなどは
煽りや割り込みも日常茶飯事。
バスレーンは規制時間内でも一般車が時速100㎞を超えてサーキット状態。
こんなに馬鹿がいたら運転するリスクは回避した方が無難と
思うようになりました。
車優先社会がもたらす弊害
車でしか移動していないと、これらの弊害は気が付かず、
何が悪いのか?、何が問題なのか?は
一生気が付かないでしょう。
実際、愛知では電車の乗り方すら知らない人が結構います。
要は「歩かない人種」なのです。
真夏にアイドリングしている車の脇を通ると「熱気」が立ち込めているのがお判りでしょうか。
気温よりもはるかに高温の熱気を発生し、また舗装やコンクリート建造物は熱を蓄え、
これがいわゆる「ヒートアイランド現象」と言われています。
私の持論としては車の台数を抑制、道路の一部を緑地化し保水による気化する際に路面の熱を奪う
「気化熱」による温度上昇抑制を目指すべきと考えます。
昨今では舗装材などでも保水性の高いものもありますが、
今だ化石燃料の燃焼を動力とする「車」は制限を掛けるべきと考えます。
特に都市部での個人での利用には一定数制限は必須でしょう。
現在の惨状を目の当りにしても変わらぬ意識
少子高齢化の現代、コンパクトシティを目指すべきと考えていますが、
この地域では難しいのかなと思います。
気候変動の一端を担っているヒートアイランド現象の改善も絶望的でしょう。
人間のエゴが生み出す滅亡絵の歯車は一気に加速されつつあります。
今の自分よりももっと未来を見て欲しいものです
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