かっこいい山、妙義山
妙義山について
妙義山は群馬県甘楽郡下仁田町・富岡市・安中市
の境界にある山。
標高は僅か1,103mと低く、一見低山レベルに思われがちだが、
登山道としては非常にレベルの高い山です。
遭難者数も多く、死亡に至る事故も多い。
一時登山禁止も議論されたが、
地元山岳会の努力で維持されています。
ただ、登山経験が浅い方には
あまり積極的に推奨しないルートでもあります
とにかく外観からして魅力的な山
日本三大奇景の一つ、
妙義山には表妙義と裏妙義があり、
金洞山、白雲山、金鶏山が表妙義、
谷急山、丁須の頭、御岳等 を裏妙義と言います。
登山ルートについて
この山のルートとしては、
妙義神社から石門広場に通じる中間道
妙義神社から稜線を歩く稜線コース
がメインルートと言えるでしょう。
(中間道の第四石門は落石のため現在は通行止めです。)
コースタイム
以前の自身の記録は以下の通りです。
トータルで6時間程です。
参考までに
妙義神社登山口6:05~大の字6:37~奥の院7:00~
見晴7:25~白雲山山頂~大のぞき7:53~タルワキ沢のコル8:31
~相馬岳8:41~分岐9:02~堀切9:41~鷹戻しの頭10:28~
東岳11:28~中ノ岳11:38~分岐11:46
~石門広場12:02~大砲岩12:19~妙義神社13:36
表妙義ルート図
スタート
妙義神社からスタートします。
看板には上級者コースの文字。このコース全般に言える事ですが、
やたら注意看板が多い、あと行方不明者の立て看板も時々ある。
大の字と奥の院
大の字
最初から結構スリリングです。
まずは大の字で鎖の感触を確認。
落ちたら怪我しますので慎重に
奥の院
奥の院を過ぎたら最初のルンゼです。
ここでヤバいと思ったら迷わず引き返しましょう。
登るはイイけど下りもありますので
見晴到着
稜線に出ました。
とても見晴が良いです。
見晴を過ぎると直立2m三連梯子です。
大のぞき
大のぞきからの展望
大のぞきの手前に白雲山の山頂があります。
ここは北面へ巻くルートなので
結構気付かずに山頂をスルーしがちです。
御嶽三社大神の石碑があります。
滑り台状の30m鎖場
上からと下からの写真です。
滑りやすいので注意。
天狗岩
ここらでホッと一息入れましょう。
緊張をほぐして体を休ませ用とするが、
注意看板を見てしまうと心落ち着かない。
タルワキ沢のコルにある看板。
ここでエスケープ出来ます。
相馬岳通過
天気の良い日は最高のロケーション。
ここが表妙義最高点。
そう言えばこの付近でも熊が出没する模様。
念のために熊よけの鈴は持っていってください。
この先に旧国民宿舎方面への分岐あり
茨尾根
ザレた尾根なので歩行注意。
写真は茨尾根のピークからの眺め
ホッキリの看板
随所にこの様な看板があります。
8m鎖場と鷹戻り
いよいよクライマックス。
まずトラバースの鎖場
鷹戻り最初の鎖場と梯子
ここからはしばらく鎖との格闘
全体で50mの登りと言われている。
登り切ったところ。
傾斜は結構強い。
登ったと思ったら当然下りがきます。
多分ここの鎖場が事故率が高いのでは無いかと思います。
ルンゼ状で微妙にハングしているので足が浮きます。
高さは25mです。
東岳山頂
稜線への入り口のは警告看板
星穴岳方面は登山禁止
ちなみにこの先星穴岳方面は登山禁止であるが、
星穴というネーミングの良さと
ぽっかり空いた穴が空中懸垂を楽しめるとあって
結構なパーティーが入ってる。
かつては登山道があったが、
昭和45年に女子高生2名の遭難事故があり廃道となっている。
星穴の岩場は非常に脆くロープがないと厳しい。
40m程度の懸垂下降が必要なのと鎖が朽ちていて
怖くて触れないです。
最後に
いかがでしたか。
すごく魅力的な妙義山。
紅葉や桜の時期も綺麗ですので
登らずとも眺めるだけでも魅了される。
ぜひ一度訪れてみて欲しい場所です。
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