1、魅力的な近鉄特急。
数ある鉄道会社の中でも日本一の路線長を誇る近鉄。
バリエーション豊かな特急列車が
行き来してて楽しい鉄道会社です。
名古屋でなじみ深いのは
近鉄名古屋〜大阪難波間の
「ひのとり」や「アーバンライナー」など名阪特急。
近鉄名古屋〜賢島の「伊勢志摩ライナー」、
また、乙特急と言われる通常の特急も走る。
その他の起点からは、
京都~大阪難波間の「ひのとり」、
京都線の京阪奈特急「あをによし」、
南大阪線の「青の交響曲(シンフォニー)」
などなど多種多様。
そしてその中でも極めつけが「しまかぜ」です。
この列車は大阪難波・京都・名古屋と言う近鉄3大起点から
それぞれ賢島を結んでいます。
2、少しでも安く。
近鉄の乗車券は名古屋市内の金券ショップにも
株式優待券が売られていて、
この券で近鉄全線で一回使えます。
ですので、この購入価格以上の出来るだけ遠くへの移動に使うのが基本。
今回の購入場所は名古屋駅西側にある金券の自動販売機。
価格は株式優待券2,030円。
どれくらい安くなるかと言えば
通常の近鉄名古屋〜賢島間の乗車券は片道2,320円なので、
300円程度の節約。
ちなみに近鉄名古屋から大阪難波までは、片道2,860円ですので
800円ほど安くなります。
2,030円で有料特急以外の列車ではこれ1枚で行くことができ、
有料特急の場合は別途特急券等を購入することで利用可能です。
3、特急券としまかぜ特別車乗車券。
しまかぜの必要乗車券は
プレミアムシート 1人席or2人席の場合、
特急料金:1,640円
しまかぜ特別車両料金:1,050円
計:2,690円になります。
思い切り贅沢してもこの価格なのは嬉しい。
大阪難波へも「ひのとり」は特別料金ですが、
普通のアーバンライナー利用の場合、4,790円(株主優待利用で更に830円安い)と、
新幹線の6,970円に比べかなり安い。
時間が許せば、とてもお値打ち。
4、名古屋駅の状況
近鉄の名古屋駅は国内でも有数の頭端式地下駅。
4面5線は特急ホームとその他のホームは完全に分離していて
ホームで待っていればいろんな車両が見られるので楽しい。
小一時間眺めるだけでかなりの車種を堪能できます。
5、しまかぜ入線。
そしていよいよ「観光特急しまかぜ」登場。
特急ホームは2本で乗降しているので待機時間は短く
頻繁に入れ替わる感じです。
やっぱりフロントフェイスは他の特急とは一線を画している。
この特急は
近鉄名古屋~賢島、京都・奈良~賢島、大阪難波~賢島、
と主だった路線と直通しています。
それだけ賢島というのは近鉄にとって重要な場所なのだと思われます。
今回、私はプレミアム席の一人席に乗車。
また、数は少ないが個室も何部屋かあります。(3人以上での利用)
6、車内の様子
6−1 シートは。
シートはひのとりのプレミアムシートに近い感じで、
すべてスイッチ操作で調整可能。ブラインドもスイッチ操作です。
シート生地も高級感があるのと読書灯付きヘッドレストもホールド性に優れ
もたれ心地も良い。
6−2 展望カフェ席
ここをお目当てにする人も多いでしょう。
最近の新幹線ですら無くなったカフェ席(いわゆるビッフェ)。
メニューは沿線の地場のものなど多様。
私が頂いたのはスイーツセットでした。
人気ですので乗車時から行列ができます。
カフェ車は2階建て車両になっており、
席に余裕があれば上段下段が選べますが満席の場合は
難しいでしょう。
満席時はテイクアウトも可能。
宇治山田を過ぎる頃には空いてきますので終点までゆっくりするのも良し。
この列車の主目的はお伊勢さんという方が大多数みたい。
支払いは食事後、座ったままでお会計なのですが、
支払いは現金か交通系ICだけらしい。
PiTaPaが使えないので注意。
7、賢島とは
無知だったのですが賢島というのは昔から近鉄の観光の主要地で
すべての特急がここから発着しています。
ですので、この駅が一番特急を見られる駅です。
7−1 2016年サミット開催地。
また、賢島といえば2016年の伊勢志摩サミットで
注目を浴びました。
駅にはサミットの様子を展示してあるスペースがあります。
安倍さんの晴れ舞台を見るにつけ、
どんな形でも今もご存命ならと残念な気持ちが蘇る。
8、岐路は「伊勢志摩ライナー」。
お土産の「あおさ」も買ったところで昼食に伊勢うどんを食べ、
賢島の青い海を眺めながら散策。
14時30分の伊勢ライナーで岐路へ。
伊勢志摩ライナーは全面展望が楽しい。
結構古い車両だがコンセントは装備されている。
この座席のホールド性の良さは特急のグレードにふさわしい。
しまかぜは記念乗車証が漏れなくもらえます。
旅の記念に
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