
年末年始に「予定がなく、テレビも観ない」というのは、実は最高に贅沢で自由な時間を手に入れたということですね。
喧騒から離れて、自分のリズムだけで過ごせる時間は、心身のデトックスに最適です。テレビをつけない静寂を活かした、いくつかのおすすめの過ごし方をご提案します。
1. 「デジタル・デトックス」と「内省」
テレビを観ないなら、スマホからも少し距離を置いて、自分自身と向き合う時間にしてみてはいかがでしょうか。
- 1年をノートに書き出す: 2025年にあった「良かったこと」を100個書き出してみる。小さなこと(美味しいコーヒーを飲んだ、など)でもOKです。
- 「やめることリスト」作成: 新年の目標を立てる前に、あえて「来年はもうやらないこと」を決めると心が軽くなります。
- 瞑想・マインドフルネス: 静かな部屋で、自分の呼吸の音だけに集中する時間を作ります。
2. 「没入型」の趣味を楽しむ
誰にも邪魔されない時間を活かして、深い集中が必要なことに挑戦します。
- 積読(つんどく)の一掃: 買っておいたけれど読んでいない本を、一気に数冊読み切る。
- 大人のレゴやプラモデル: 手先を動かす作業は、雑念を消してくれます。
- 長編映画を配信で観る: テレビ番組ではなく、自分が本当に観たかった映画シリーズ(『ゴッドファーザー』や『ロード・オブ・ザ・リング』など)を1日かけて鑑賞する。
3. 「徹底的な自愛」の時間
自分を労わり、メンテナンスする過ごし方です。
- 究極のバスタイム: 入浴剤を贅沢に使い、本を持ち込んで1時間以上ゆっくりお風呂に浸かる。
- 丁寧な料理: 普段は時間がなくて作れない、煮込み料理や出汁から取る料理など、工程そのものを楽しむ。
- 睡眠ファースト: 目覚まし時計をかけずに、体が満足するまで眠り続ける。
4. 静かな外の世界を感じる
家の中に飽きたら、テレビの賑やかさとは無縁の場所へ。
- 早朝の散歩: 元日の早朝などは、車も人も少なく、空気が澄んでいて非常に気持ちが良いです。
- 氏神様への参拝: 有名な神社ではなく、近所の小さな神社へ静かに手を合わせに行きます。
ストレスからの解放
「何かをする」ことよりも「外部からの刺激を遮断し、自分を甘やかす」ことに特化した過ごし方をしてみます。
脳と心を休めるための、3つのアプローチを実践。
1. 「五感」を心地よさだけで満たす
ストレスを感じている時は、脳が情報過多になっています。思考を止めて、感覚に集中するとリラックスしやすくなります。
- 無音、または「自然音」で過ごす: テレビの音や話し声がない空間で、焚き火の音や雨の音の環境音だけを流します。
- 香りの導入: お気に入りのアロマや、コーヒーを豆から挽く香りなど、自分が「良い匂い」と感じるものだけに囲まれます。
- 肌触りを追求する: 一番お気に入りのパジャマや毛布にくるまり、1日中そのまま過ごしても良いと自分に許可を出します。
2. 「未完了」をあえて放置するか、1つだけ消す
「やらなきゃ」というプレッシャーは最大のストレス源です。
- 「何もしない」を計画する: 「今日は〇〇をしよう」という計画を一切立てないのが計画です。
- どうしても気になることだけ10分で片付ける: もし「あの汚れだけ気になる」といった小さなストレスがあるなら、それだけをサッと片付けて、あとは完全に忘れます。視界がクリアになると脳のノイズが減ります。
3. 「デジタル・スルー」の実践
年末年始のSNSやニュースは「他人のキラキラした姿」や「騒がしい情報」であふれ、無意識に疲れを感じさせます。
- スマホを別室に置く: 数時間だけでもスマホを視界から消すと、驚くほど脳の緊張が解けます。
- 「今、ここ」の自分だけを見る: 誰がどこで何をしていようと、今のあなたには関係ありません。自分をジャッジするのをやめて、ただ存在していることを認めます。
今のあなたへの処方箋: もし可能なら、今日から「〇〇すべき」という言葉を自分の中で禁止してみてください。「起きるべき」「食べるべき」ではなく、「起きたくなったら起きる」「お腹が空いたら食べる」という原始的なリズムに戻るのが、一番の解放になります。
もしよろしければ、「家の中で静かに過ごしたい」か、それとも「少しだけ外の空気を吸いに出かけたい」か、どちらの気分に近いですか?


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