北アルプスの最奥部へ
最後の秘境、雲の平とは
北アルプスの中でも、
行きたくても滅多に行けない場所がある。
それが雲の平。
四方を北アルプスの名峰、百名山達に囲まれた
最高のロケーションと、
その中心に溶岩の堆積によって形成された台地。
黒部源流の美味しい水と美味しい空気が出迎えてくれる、
まさに日本最後の秘境と言われる所以なのだろう。
それ故何者にも変え難い景観がある。
アクセスについて
メインは折立~太郎平
一番入山しやすいのは有峰林道の折立から
太郎平経由で到達するルートでしょう。
もっとも一般的に使われてるルートです。
とは言うものの、
その折立までが結構敷居が高い。
私は、登山口までの手段として、
車と公共交通機関と半々でしたが、
どちらも遠い。
公共交通機関の場合
富山駅から折立へのバスは非常に本数が少ない。
特に昨今のコロナ禍では日に2往復程度しか
運行しませんので時間には気をつけてください。
それ以外の手段はタクシーのみです。
乗り合い出来るようでしたらタクシー利用も手です。
下山時のタクシー予約は太郎平小屋で出来ます。
車の場合、
有峰林道は18時以降夜間は通れない
朝6時開通となるが、
早立ちの場合は前日入りで
折立野営場で泊まりとなります。
山岳道路を走りますので、
天候等により通行止めになる事も
ありますので、気象に関する情報や
道路情報は常にチェックお願いします。
山域紹介
太郎平小屋
初日は太郎平小屋か薬師平キャンプ場で
一泊がベスト。
シーズン中は結構混み合います。
少し遅く着くと張る場所もままなりません。
北アルプスでは、早発ち早着きが基本
午後は夕立も多いので気を付けましょう
ここまでは携帯の電波も通じますので、
用事は済ませておきましょう
参考コースタイム 折立8:25~太郎平12:15~薬師峠テント場12:30
薬師沢小屋〜雲の平
稜線から川沿いまで降ると薬師沢小屋があります。
赤木沢とか沢登りの起点でもあります。
そこから雲の平までは一気に登る急登。
登り切った先には素敵な世界が
いろんな名前な庭園が存在します。
アラスカ庭園、ギリシャ庭園、スイス庭園、アルプス庭園、
秩父庭園、日本庭園、奥日本庭園など。
池塘と岩、360°の山に囲まれた景色、
スカイビューと平原。
地形的には溶岩の堆積による溶岩台地。
日常生活では見られない景色ですね。
参考コースタイム 薬師峠5:34~太郎平小屋5:43~薬師沢小屋8:01~雲ノ平山荘11:10(休)~テント場13:00
テント場の様子
小屋からテント場までは20分くらいかかります。
受付や必要な物は一度に済ませたいところ。
水場やトイレは現地にあり。
何と言っても黒部川源流、
水がとっても美味しかった
雲の平小屋
めちゃめちゃ景色の良い稜線に立つ小屋。
ここで何日もゆっくりしたいものです。
周辺の見どころ紹介
周辺には良い所いっぱい!
是非周遊して楽しんでくださいね
高天原温泉
温泉がある山荘。
雲ノ平テント場~高天原山荘3時間
山荘より温泉までは徒歩20分ほど
一般登山者は300円、宿泊者は無料となってます。
川を挟んで手前が混浴、対岸には囲われた女性用と男性用風呂
混浴の方は滅茶苦茶熱目、対岸の方はぬるめでした。
川は水が冷たくて小屋で買ってきたビールやジュースを
冷やすにはもってこい
私が来た時点では人も少なく
のんびりと入浴を楽しんで帰りました。
注意点、
ここにはキャンプ場はありません。
小屋泊のみとなります
小屋の夕飯は4回戦
時間毎に入れ替わり制です
小さな小屋なので小屋の人も大変そう
黒部源流
ここへ来たら是非立ち寄りたいのが黒部川源流部。
ここからスタートした小さな水の流れは大きな流れになって
富山湾に注ぎます。
源流部には石柱があります
雲の平キャンプ場から約2時間
水晶岳
雲の平より稜線へ上がればワリモ北分岐があり、
そこから北方へ90分
日本百名山の水晶岳があります。
途中の水晶小屋で一服しましょう。
周辺図
帰路
公共交通機関で来られた場合は
三俣蓮華から新穂高へ下りた方が交通の便が
良いです。高山や松本方面へは
数多くバスが出ています。
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