Appleに見る工業製品としての美しさ

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Appleに見る工業製品としての美しさ

工業製品としての性能と耐久性

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ネット記事を見ていたら

とある100円ショップで、

3万円相当に匹敵する性能のワイヤレスイヤホンが

1,000円で買えて凄い!という記事を見ました。

この記事中ではとにかく大絶賛されていたこの商品。

買わなければ損だと。

その反面、YouTubeなどではアンカーなどの

著名メーカーと中華性の安価なモバイルバッテリーの

内部構造の違いを解説している動画も観た。

実際分解してみると、

コストを抑えるために複数で安全策を取っている所を、

1つに抑えているのがよく解る。

そう物事には限度というものがあるのです。

消費者庁ではワイヤレスイヤホンの事故事例が

公表されていて、発火してのやけど、髪の毛が焦げたなど、

ワイヤレスイヤホンを装着時の事故も報告されている。

考えてみたら

不良バッテリー内蔵のイヤホンを耳に装着するということは

爆弾を直接身に着けるに他ならない。

同じ作りで30,000円が1,000円の訳がある筈が無く、

コストカットがどこでされているのか慎重に考えて

購入すべきでしょう。

しかし誤解のないように言っておくと、

必ずしも安い=危険と言う事ではありません。

また、

音質が云々ではなく、電源の保護回路の話です。

AirPods等メジャー品を真似た商品が巷にあふれてますが、

こういった記事を鵜吞みにしてしまう人も

多いのでしょう。

安かろう悪かろう

以前、アマゾンでモバイルバッテリーを購入したところ、

技適証明または技適認定を取っていない技適マークなしの商品が届き

返品した経験が数回あります。

さすがに100均商品は大手企業ですので、

違法商品は置かないと思いますが、バッテリー内蔵商品については

しっかり性能と安全性が担保されたメーカー製を購入すべきと考えます。

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やっぱり美しいApple製品

昔、技術屋の友人が

シンプルなものほど美しいのだと、

美しいものの方が無理が無いのだと、

結局はシンプルイズベストだと。

まさにその意見には同感なのだが、

良い製品は操作もシンプルだと

も言っていた。

そう考えた時にAppleはまさに

当てはまると思った。

外観も唯一無二のアップルらしさは美しくシンプルなのだけど

その操作感のシンプルさがさりげなくて美しい。

汎用性か専門性か

その一例は機器同士の連携。

連携性を謳う製品は沢山ありますが、

多種多様なメーカーが乱立する世界では

統一は難しく、やっぱり美しくない。

最近ではコストの事もあって画一的ですし、

オリジナリティのある

なんか、こう、グッとくるものは希薄になってきましたね。

話は変わりますが、

私、昔から電子楽器などを愛好しておりました。

いわゆるDTMの走りを自宅でやったりしてましたが、

YAMAHAのDX7というシンセサイザーがありました。

もう30年以上前の製品で、

いわゆるデジタルシンセの初期のモデルですが、

このデザインは秀逸でした。

私はDX7II Dを所持してましたが、

これが日本の工業史に残るほどの美しさではないかと

思ってます。

2021年に見ても質の高い製品は美しさも普遍的です。

もちろん製品全体の質や性能も高く

このシンセが奏でるエレピの音は世界で一つですし

未だにスタンダードな音としてよく耳にします。

世界トップシェアの分野だから出来る事ではありますが、

丁寧な製品作りが世界中の人を魅了するわけです。

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こういった工業デザインはお国柄が出るというか、

国民性も反映していて

平凡・画一的・万人受けが日本の考え方でしょうか。

その反面、スペックを求める傾向にあり、

操作感とか「味」とかと言うことがフォーカス

されるようになったのは古い話ではないような感覚です。

今の時代、工業国としてスペックや価格のみでの勝負ですと

後続国や新興国に負けるわけで、

長い経験に基付いた「円熟味」も欲しいところ。

結局道具というものは目的だけではなく、

使い心地や所有する満足感も重要な

ポイントですね、

こういった姿勢が支持されつつあるあるのは、

それだけ日本人の価値観が変わったのかもしれません。

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