建築家・藤森照信の世界へ・モザイクタイルミュージアム&ラコリーナ
独特の世界観を持つ建物たち
藤森照信さんをご存知でしょうか。
東大の名誉教授で工学博士ですが、なんといっても
建築家としての実績が素晴らしい。
その建造物は一度見たら忘れる事のない
独特なものです。
そんな建物の2つを取り上げてみたいと思います。
近江八幡にある草原の家ラコリーナ近江八幡
滋賀県の近江八幡市。
城下町らしい、八幡堀や水郷が掘り巡らされおり、
日牟禮八幡宮の周辺は国の重要伝統的建造物群保存地区
になっている風光明媚な街。
藤森照信氏設計の建築物がある街
そんな近江八幡には「ラコリーナ近江八幡」があります。
ここは「たねや」という和洋菓子の専門店の
ショップ兼本社になります。
一見しただけで引き込まれる空想の世界。
自然と調和した建造物が街のイメージとよく合います。
この草屋根は2020年日本芸術院賞を受賞。
自然と調和したデザインは
まるで草原の中の一軒家。
ちょっとジブリ感があります。
季節が良いともっと青々してるのですが、
今は黄金色。これはこれで風情があります。
こう言った一見無駄(名古屋人的感覚)と思える
非日常な空間にこそ安らぎが生まれる。
人間無駄こそ生きる源です。
カフェで一服
施設の中には「たねや」の美味しい焼き立てカステラや
ロールケーキが食べられるカフェもあり、
焼き立ての洋菓子が食べられ満足。
もちろん直販ショップもあります。
園内は購入客だけでなく
家族連れやカップルで賑わってます。
入場は無料なので寛ぎに来るだけでも
良いのではないでしょうか。
アクセス
タイルの生産地、多治見にあるミュージアム
岐阜県多治見市にある
モザイクタイルミュージアムの紹介です。
焼き物が盛んな土地。東濃
可児から多治見、土岐、瑞浪市辺りは
美濃焼という焼き物が盛んな地域。
それと同じく
モザイクタイル発祥で生産が盛んな
多治見市笠原町。
確か鈴木ちなみさんの出身地だったかな。
ここの名所が「モザイクタイルミュージアム」
モザイクタイルの今
モザイクタイルは、
最近では一般家庭であまり見る事もなくなりましたが、
今ではアート建築の素材としての需要も高まってます。
新しいデザインの物も生み出され
古くて新しいアイテムと言えます。
独創的な外観
この建物はタイルの原料である粘土土がモチーフです。
敷地は街の中にあり面積も実際には広くないのですが、
何だか草原の中に佇む不思議なお屋敷感が出てて
まるでスタジオジブリの作品の中にいるよう。
本当に映える場所です。
展示内容
セレクトされたタイル製品やタイルの製造工程、
歴史などタイルに纏わる展示がたくさんあります。
常設展示に加え企画展示も開催。
体験工房もありますので大人も子供も楽しめる場所です。
モノによっては
そう言えば田舎のおばあちゃんの家にあったなぁ〜
と言う懐かしいタイル製流しとか
ちょっとレトロチックな物もあって楽しい。
イマイチ一般にはコマーシャルされていないので
知らない人も多いけどオススメです
【アクセス】
JR多治見駅よりバス(笠原線)モザイクタイルミュージアム下車すぐ 所要時間約17分
JR高山駅
わが故郷の岐阜県高山市にも藤森照信さんの作品があります。
駅自体はJR東海と高山市の設計だと思うのですが、
建物全体よりも、内装については局所で風味が味わえます。
出来ればもっと地場の天然素材を使ったデザインが好みだけど、
防災上の観点からか不燃素材(鉄骨とスタット)での構造です。
とらや
東京赤坂にあるとらやさん。
中の撮影は出来ませんでしたが和菓子屋さんらしい和のテイスト。
この付近の景観にもマッチしています。
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