名古屋で始める車無し生活
車不所持宣言
私は名古屋の街で車無し生活を送っています。
名古屋というのは異常な車社会で
損得関係なく車を持つことがステータス。
一人前の男性が「車を持っていません」と言うのは奇異な目で見られてしまう土地柄です。
ちなみに仕事では社用車を運転してますが、極力機会は減らすようにしています。
よく郊外の取引先など訪問の際、
公共交通機関を使って出向くと愛知県の会社の人は
「え!よく電車で来られましたね」と言われます。
イヤイヤ、駅から歩いても10分ですよ。
結局、電車やバスの存在などは眼中に無い人が多いのです。
車無しにしたその理由とは
なぜそうしているかと言うと
色々理由はありますが、
メリットとデメリットを天秤にかけた場合、
デメリットの方が上回る訳です。
自動車の保有台数に対して稼働率は平均10%程度と言われてます。
9割はガレージの中なのです。
その経費は馬鹿になりません。
無駄にお金がかかると言う以外にも
車にかかる時間的損失というのも見逃せません。
一度事故を起こせばそれは人生を狂わせますし、
例え軽微なものであっても精神的ダメージは大きいのです。
一見、車の方が有効に時間を活用できそうですが、
それは都会に住む限りは稀ということです。
年に数回必要ならば借りればいい。
今では24時間営業のレンタカーや
カーシェアもあります。
名古屋に住み始めて10年ですが、
市内に住む限りは不要と考えます。
上図のように余程の場所でない限り鉄道が利用しやすい。
1㎞圏内(あくまで直線距離ですが)なら鉄道+自転車やバスで十分活動できます。
かつては
昔、上京したての頃、
渋谷区の幡ヶ谷という場所に住んでいて
近くに駐車場を借りましたが
月額30,000円、未舗装で尚且つオーナーさんから
保険に入れと言われ、なんとか駐車場を
確保しましたが、住んでいたアパートから徒歩10分でした。
田舎者の私にとってはそれくらい車は大事に思えたのですが、
普通に考えると、たまにしか使わない車に年額数十万の経費を
使ってる訳です。
本当にバカでした。
結局
必要な人は必要、
要らない人は要らない、
問題は要らない人や場面でも
必要と信じ込んでる人たちが問題なんです。
世界的な流れ
愛知県は日本最大の工業生産高を誇る地域で、
排出規制がかかるとダメージはデカい。
愛知県人に言わせると
名古屋は暑いから車で移動すると、、、
イヤイヤ、車で移動するから暑くなるんだよと。
無駄に広く日当たりの良い幹線道路は熱を吸収し
一日中熱を蓄える。
そこをCO2を排出しながら
東京や大阪よりも多い台数の車が行き交う。
しかも1人に1台、、、
こんな自由を謳歌していたら
いずれキリバス共和国が2050年には沈む訳です。
最近の研究では地球環境の変化は
想像以上に変動が早く進行していると言われています。
国連事務総長が現在のフェーズが、
地球温暖化では無く、地球沸騰化だと言ったが、
当に普通では無い気温と雨量ですが、愛知県人には届きません。
少なくとも名古屋市内の事業所は車通勤の
比率を下げるのを義務化とし、抑制を考えて欲しい。
体力維持にも効果がありメリット大です。
衝撃的な報告書
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
が今月発表した報告書では
今後の世界の将来予測として
1、温室効果ガス排出量がどう変化するかによる複数のシナリオを検討した結果、
どのシナリオでも、地球の気温は2040年までに、
1850~1900年水準から1.5度上昇する
2、全てのシナリオで北極海は2050年までに少なくとも1回は、
ほとんどまったく海氷がない状態になる
3、1850~1900年水準からの気温上昇を1.5度に抑えたとしても、
「過去の記録上、前例のない」猛威をふるう異常気象現象が頻度を増して発生する
4、2100年までに、これまで100年に1回起きる程度だった極端な海面水位の変化が、
検潮器が設置されている位置の半数以上で、少なくとも1年に1度は起きるようになる
5、多くの地域で森林火災が増える
と警鐘を鳴らしています。
実際、データーとしても10年に一度クラスの豪雨災害は
毎年のように繰り返されています。
そんな時に個人として何をすれば良いのか。
先進国の人間としてもっと個々が真剣に考えるべき。
コロナと同じで「自分一人くらい」ということ気持ちが
今の惨状を招いてる訳ですから。
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