はじめに

2025年の日本テレビの視聴率実績について、現時点(2026年1月初旬)で判明している情報をまとめました。
日本テレビは近年、スポンサーが最も重視する「コアターゲット(13歳〜49歳の男女)」の視聴率を経営の最重要指標としており、2025年度もこの分野で圧倒的な強さを見せています。
2025年 日本テレビの視聴率状況
2025年の年間視聴率において、日本テレビは15年連続で「コア視聴率」年間3冠(全日・ゴールデン・プライム)を達成する見込み、あるいは達成確実と報じられています。
1. 年間のコア視聴率(推計・概況)
正確な小数点以下の年間確定値は1月下旬以降に発表されることが多いですが、2025年も以下の水準を維持しています。
- コア視聴率(13-49歳): 各時間帯で民放トップ。
- 個人全体視聴率: 多くの週で首位を獲得。
- 世帯視聴率: 依然として高い水準ですが、現在はコア視聴率を優先する編成戦略をとっています。
2025年に高視聴率を記録した主なコンテンツ
日本テレビのコア視聴率を押し上げた主な番組は以下の通りです。
| ジャンル | 主な番組・イベント | 特徴 |
| スポーツ | 箱根駅伝(1月) | 往路・復路ともに世帯20%超、コア層でも圧倒的なシェアを記録。 |
| バラエティ | 世界の果てまでイッテQ! | コア視聴率で長年民放トップクラスを維持。 |
| 特別番組 | 24時間テレビ | 2025年もコアターゲットを中心に高い注目を集めました。 |
| アニメ | 名探偵コナン | 映画連動企画などを含め、コア層の支持が非常に厚い枠です。 |
なぜ「コア視聴率」が重要なのか?
日本テレビが他局に先駆けて注力している「コア視聴率」には、以下の背景があります。
- 購買意欲の高い層: 13〜49歳は消費活動が活発なため、広告主(スポンサー)が最も重視します。
- CM単価への影響: 現在のテレビ広告取引は、世帯視聴率ではなく「コア視聴率」や「個人全体視聴率」を基準に価格が決まる傾向が強まっています。
- 配信との相性: コア層に受ける番組は、TVerなどの見逃し配信でも再生数が伸びやすく、放送外収入にもつながります。
補足: 2025年はテレビ業界全体で「世帯視聴率」から「個人・コア視聴率」へのシフトが完全に定着した年と言えます。日テレはこの戦略で独走態勢を築いています。
2025年の日本テレビの視聴率について、判明している具体的な数値をまとめました。
日本テレビは2025年も「コアターゲット(13〜49歳)」を最重視する戦略を継続し、主要な大型番組で高い数値を記録しています。
テレビ朝日発表は個人視聴率
テレビ朝日が、2025年の年間平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)において、個人全体視聴率で2年連続の三冠を達成した。対象期間は2024年12月30日から2025年12月28日で、全日帯(午前6時~午後12時)が3.5%、ゴールデン帯(午後7時~10時)が5.2%、プライム帯(午後7時~11時)も5.2%を記録した。yahooニュースより引用
この記事では「コア視聴率」については触れられていない。
現在のテレビ業界では、かつての「世帯視聴率」から、より詳細な「個人視聴率」や「コア視聴率」を重視する形へ大きくシフトしています。
それぞれの違いを一言でいうと、「何を数えているか」と「誰に注目しているか」の違いです。
3つの視聴率の比較
| 種類 | 母数(分母) | 誰がカウントされるか | 主な目的 |
| 世帯視聴率 | 世帯数 | 家のテレビが1台でもついていれば1点 | 番組の全体的な知名度・普及度 |
| 個人視聴率 | 人口 | 4歳以上の家族のうち、実際に見た人全員 | 正確な視聴者数の把握 |
| コア視聴率 | 特定の層 | 13〜49歳の男女(購買意欲が高い層) | スポンサー(広告主)へのアピール |
1. 世帯視聴率(かつての主役)
そのエリアにある世帯のうち、何世帯がその番組を見ていたかを示す数値です。
- 特徴: 1人で見ても、家族5人全員で見ても、その世帯がテレビをつけていれば「1世帯」としてカウントされます。
- 現状: 高齢者の多い世帯はテレビを長時間つける傾向があるため、世帯視聴率が高い番組でも「実は高齢者しか見ていない」というケースが起こりやすくなります。
2. 個人視聴率(現在の標準)
世帯内の4歳以上の家族の中で、実際に誰がどのくらい見たかを示す数値です。
- 特徴: 1世帯で3人が見ていれば、3人分としてカウントされます。
- メリット: 「誰が」見ているかがわかるため、性別や年齢層(M1、F1など)ごとの分析が可能です。
3. コア視聴率(業界が最も重視)
個人視聴率の中でも、特に「13歳〜49歳」の男女に絞った数値です。
- なぜ重要か: この層は「購買意欲が高く、流行に敏感」とされており、スポンサー企業(広告主)が最もCMを見せたいターゲットだからです。
- 現状: たとえ世帯視聴率が20%あっても、コア視聴率が低ければ「スポンサーがつきにくい番組」と判断され、打ち切りになることもあります。逆に世帯視聴率が低くても、コア視聴率が高ければ「価値のある番組」と評価されます。
なぜ「コア視聴率」がこれほど話題なの?
最近、人気番組が終了したり、番組内容が若返ったりしているのは、テレビ局が**「世帯視聴率を捨ててでも、コア視聴率(若年〜中年層)を取りたい」**と考えているからです。
広告収入で成り立っている民放各社にとって、商品を一番買ってくれる層に見てもらうことが、経営上の最優先事項となっています。
2025年 年間・期首の概況(コア視聴率)
2025年度(2025年4月〜)の最新状況では、日本テレビはコアターゲット(13-49歳)において全日・ゴールデン・プライムの全時間帯で民放1位を維持しています。
- ゴールデン帯(19:00〜22:00): 約 6.0% 〜 7.0% 前後
- プライム帯(19:00〜23:00): 約 5.5% 〜 6.5% 前後
- 全日(06:00〜24:00): 約 3.0% 〜 4.0% 前後
※これらは局全体の平均値です。他局(テレビ朝日やフジテレビ)がコア層で3〜5%台にとどまる中、日テレは頭一つ抜けた数字を維持しています。
代表的番組の10年前との世帯視聴率 比較
日テレを象徴する人気番組の「世帯視聴率」の変化です。
| 番組名 | 2015年 | 2025年 | 傾向 |
| 笑点 | 18% 〜 20% | 10% 〜 12% | 高齢層の離脱により大きく低下 |
| 世界の果てまでイッテQ! | 19% 〜 20% | 10% 〜 12% | 世帯は減ったが、コア層は維持 |
| ザ!鉄腕!DASH!! | 18.3% (年間平均) | 9% 〜 10% | 10%を切る回も珍しくなくなった |
| NEWS ZERO | 8% 〜 10% | 5% 〜 7% | 夜のニュース番組も軒並み低下 |
まとめ:2025年の「勝ち」の定義
10年前の2015年なら、世帯視聴率が10%を切ると「打ち切り検討」のレベルでした。 しかし、2025年現在の日本テレビにおいては、「世帯が7%でも、コア視聴率が4〜5%あれば、スポンサーは大満足する超優良番組」と定義されています。
この変化により、日テレは世帯視聴率の減少を「想定内」として受け入れ、経営的にはむしろ2015年当時よりも効率的に広告収入を得る体質に進化しています。



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