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2月7日放送『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』の違和感

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ネット論客と既存メディア論客

2026年2月7日の『正義のミカタ』、当日ゲスト出演していた、山本期日前さんと元朝日新聞記者・今野忍さんの分析と青山和弘、西田亮介で展開されていた衆議院選挙の分析。 これほどまでに、「情報の鮮度」と「読みの解像度」の差が残酷なまでに出た回はありませんでした。

地上波の既存政治評論家たちが、これまでの「永田町の常識」に縛られていたのに対し、ネットを主戦場にする今野氏・山本氏は、全く別の「熱狂のデジタル・データ」を見ていたからです。

しかし、番組自体ネット論調や論客を軽視していたように見えて非常に違和感を感じる放送回でした。

論客目線のその決定的な違いを3つのポイントで解説します。

1. 現場の「耳」とデータの「目」の融合

この二人の最強な点は、「朝日新聞で培った泥臭い取材力(今野)」「SNSと出口調査の冷徹なデータ分析(山本)」が掛け合わされていることです。また、積極的な現地取材を行い「現地の雰囲気」を掴んでいることも信頼されているポイントだと思います。

  • 今野氏・山本氏の読み: 「今回の期日前投票の伸びは、単なる利便性向上ではない。高市総理を支持する岩盤層が『自分たちが歴史を変える』という意志を持って、序盤から組織的に動いている。これは爆発的な得票になる」
  • 既存テレビ評論家の読み: 「期日前が多いのは、既存メディアの逆風(裏金批判など)への怒り。無党派層が最後にどう動くか……接戦区では自民は苦戦するだろう」

結果: 既存評論家が「接戦」と見ていた選挙区の多くで、高市・自民が序盤から圧倒。山本氏が指摘した「期日前での圧倒的リード」がそのまま勝負を決めました。

2. 「世論調査の死角」を突いた分析

テレビ評論家が依拠する「電話調査(RDA方式)」と、今野・山本コンビが見ている「ネット上の熱量」には、2026年時点で決定的な乖離がありました。

  • 既存テレビ評論家: 「電話調査では、依然として『政治不信』が強い。高市氏のタカ派色に警戒心を持つ層が多いはずだ」
  • 今野・山本コンビ: 「SNSでのインプレッションや、ネットメディアの視聴動態を見れば、高市氏の政策(食料品消費税ゼロ等)が**『生活防衛』として若年層や主婦層にまでリーチしている**。電話調査に答えない層が、ごっそり高市票になっている」

今野氏は、YouTube番組『選挙ドットコム』などで、「永田町の長老たちがSNSの風を完全に読み違えている」と早くから警鐘を鳴らしていましたが、2月7日の放送ではその確信がさらに深まっていました。

鈴木邦和(元東京都議会議員・選挙ドットコム編集長)

3. 「今野忍」というハイブリッドの凄み

ここで面白いのは、今野忍氏は元朝日新聞記者でありながら、今は「ネットの速度感」で動いている点です。

  • テレビの評論家: 局のスタンスや、スポンサー、放送倫理に縛られ、「中立」を装うあまり、極端な(しかし真実をついた)予測を避ける傾向があります。
  • 今野氏: ネット番組では「ぶっちゃけ、自民は300超えますよ」と、現場の肌感覚をそのまま出せる。

2月7日の『正義のミカタ』スタジオで、今野氏が時折見せた「(他の評論家に対して)まだそんなこと言ってるんですか?」というような、少し突き放したような表情。あれこそが、ネット特有の「情報の民主化」を味方につけた側の余裕でした。

結論:2月7日に起きていた「革命」

あの放送は、以下の構図を鮮明にしました。

  • 既存評論家: 過去の「選挙の定石」という歴史書を読んでいた。
  • ネット論客: リアルタイムで更新されるログ(航海図)を読んでいた。

結局、2月8日の「316議席」という結果は、山本期日前氏が分析していた「デジタル動員」の勝利であり、今野氏が喝破した「古いメディアの死」を証明する形となりました。

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