悪戯では許されない事案。背後関係を調査希望
2025年12月16日、静岡県上空を飛行していた陸上自衛隊のヘリコプターに対して、地上からレーザー照射が行われる事案が発生しました。
非常に危険な行為ですが、幸いにも乗員に怪我はなく、機体の運航にも支障はなかったとのことです。このニュースの概要と、なぜこの行為が重大な問題視されるのかをまとめました。
事件の概要

- 日時: 2025年12月16日 午後6時過ぎ
- 場所: 静岡県御殿場市付近の上空
- 対象: 陸上自衛隊 富士飛行班所属の「UH-1J」多用途ヘリコプター
- 状況: 訓練飛行中に、地上から緑色のレーザー光を約10分間にわたって断続的に照射された。
なぜ「レーザー照射」は危険なのか?
単なるいたずらでは済まされない、航空事故に直結する非常に危険な行為です。
- パイロットの眩惑(げんわく): 夜間はパイロットの目が暗闇に慣れているため、わずかな光でも一時的に視界が真っ白になる「フラッシュ・ブラインドネス」が起こり、操縦不能に陥る恐れがあります。
- ナイトビジョンへの影響: 自衛隊機が夜間訓練で使用する「暗視ゴーグル(ナイトビジョン)」は、微弱な光を増幅する仕組みです。そこに強いレーザーが入ると、増幅された光でパイロットの網膜を傷つけたり、機器が故障したりするリスクがあります。
- 大惨事の可能性: ヘリコプターは低空を飛行することも多く、一瞬の視界喪失が墜落や住宅地への墜落事故につながる可能性があります。
法的な罰則
このような行為は、威力業務妨害罪や、各自治体の迷惑防止条例違反に問われるほか、2021年に施行された「重要土地利用規制法」などに関連して厳しく対処される方針が強まっています。
自衛隊や警察は、照射が行われた地点の特定を進めるとともに、当時の状況を詳しく調査しています。
この件については、犯人と国籍を明らかにし、公にしなければいけない。


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