北アルプスの盟主・穂高連峰へ行こう
2026年状況
国道158号(高山市丹生川町)の通行止めについて(令和8年4 …
大型車及び中型車の一部(車幅2.3m以上、長さ9m以上)の車両については、引き続き国道41号・471号などを利用した広域迂回をお願いいたします。
〇国道158号の土砂崩落通行止めに伴い、迂回運行いたします。迂回運行に伴い、「塩屋」バス停を休止します。

白出沢のルート状況について

奥穂高岳への岐阜県側の登山口である白出沢は、令和2年7月の地震の影響により以前の登山道は崩壊した為、ハシゴや鎖場を設置、補修を行っています。
特に重太郎橋~鉱石沢間は、岩場のトラバースとなり、落石も多く、十分な注意が必要です。
※増水時は渡渉が大変困難になります
荷継沢より上部は、登山道が不明瞭で浮石が非常に多くなっています。
なお、通行可能にはなりましたが、バリエーションルートという認識が必要で、ヘルメット着用を推奨、ビギナーの方にはお勧めいたしません。
滝谷避難小屋について
滝谷避難小屋は、令和7年8月中旬の大雨の影響で、基礎部分に大規模な崩落が見られ使用不可となっています。
冬季の登山計画の際はご注意下さい。
久し振りに山のお話。
魅力的な山が多い北アルプスにあっても、その存在感を発揮しているのが穂高連峰です。主峰といえる奥穂高(3,190m)を筆頭に
北穂高岳(3,106m)
前穂高岳(3,090m)
明神岳(2,931m)、
涸沢岳(3,110m)
間ノ岳(2,909m)
天狗岳、蒲田富士
そして一番身近な「穂高」西穂高岳(2,909m)までオールスター軍団を形成してます。その魅力は力強い男らしさを持った荒々しい山。登山者の力量を試さんとばかり立ち塞がる大きな存在という所でしょうか。
穂高と言う山
穂高は登山者にとっては魅力的な山です。これだけ人気の山故に多くの登山者が目指し多くの登山者が命を落とした山です。登山雑誌では多くの特集記事が組まれているが、とっても危うい山でもあることを知っておいた方が良いでしょう。
とにかく穂高は落石との闘い
七大陸最高峰を制覇した強者でも、冬の落石で命を落とし、私の友人も浮石がもとで亡くなってる。とにかく、四季問わず滑落シーンもよく見る山域です。また、昨今の長野・岐阜県境を震源とした地震で、2021年9月には比較的大きな地震も発生していて槍ヶ岳では震度5程度の規模の震度であったと言われてます。(北穂高岳で地震の影響と見られる死亡事故も発生)
2020年にも焼岳周辺で火山性微動が1日100回程度が観測されていて、御嶽山の噴火でもわかるように、長野・岐阜県境付近は火山帯であることは認識しておく事が重要です。
新穂高からの奥穂高岳
新穂高温泉から北アルプス最高峰の奥穂高岳(3,190m)を目指すルートは、上高地側からのルートに比べて標高差が大きく、非常に登りごたえのある上級者向けの行程です。
7月までは、両線直下では依然として深い雪が残ります。5月~6月は「残雪期」にあたります。アイゼンやピッケルなどの冬山装備と、それらを使いこなす確かな技術が不可欠です。
主要ルート:白出沢(しらだしざわ)
新穂高から奥穂高岳へ直登する最短ルートですが、標高差は約2,100mに及びます。
- 行程: 新穂高温泉 〜 白出沢出合 〜 重太郎橋 〜 荷継沢 〜 穂高岳山荘 〜 奥穂高岳
- 所要時間: 登り約8〜10時間 / 下り約6〜7時間(無雪期の目安)
- 難易度: ★★★★☆(上級)
- 特徴: 2020年の地震以降、ルートが荒れている箇所があり、浮石や落石への細心の注意が必要です。特に荷継沢から上の急登は体力・精神力ともに消耗します。ヘルメットの着用が強く推奨されます。
宿泊・拠点
- 穂高岳山荘: 白出のコル(標高2,996m)に位置する山小屋。ここを拠点に山頂へアタックするのが一般的です。
- 新穂高温泉: 登山口には無料・有料の駐車場があり、下山後には日帰り入浴施設「新穂高の湯」などで疲れを癒やすことができます。
アクセス(名古屋方面から)
公共交通機関を利用する場合、名古屋駅からのアクセスがスムーズです。※現在迂回運転のため遅延が発生しています。
直行バス(季節運行)
名古屋(名鉄バスセンター)から新穂高温泉行きの高速バス(予約制)が運行されています。
電車・バス乗り継ぎ
JR特急「ひだ」で高山駅へ向かい、そこから濃飛バスに乗り換えて約1時間30分で新穂高温泉に到着します。※現在迂回運転のため遅延が発生しています。
4. 注意点
残雪状況
残雪期の白出沢は広大な雪渓歩きとなります。天候急変時のルートファインディングや、気温上昇による落石・雪崩のリスクに十分注意してください。
体力面
1日で一気に2,000m以上を稼ぐのは非常にハードです。前日に新穂高周辺や穂高平小屋で前泊し、早朝に出発する余裕を持った計画が推奨されます。

白出沢の魅力
呼び方としては「しらだしさわ」と言います。この白出沢と言うのは,岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉から右俣林道を歩く事2時間、本流「右俣谷」と合流する支流になります。
合流点「白出沢出合」から分岐する登山道を「自出沢登山道」と言います。一般登山道の中では結構スリリング。クラシカルな登山ルートです。
現在の状況
以下のサイトで確認をお願いします。

岩切道とは
穂高へのルートで私が好きなのは白出沢の岩切道です。上高地から登った場合は、非常に華やかで初心者にもやさしい顔を見せているが、飛騨のルートは山本来の威厳を見せつけてくる。
この道は岩壁を削って作られた独特な登山道。頭上を見上げればオーバーハングした岩壁が、今にも崩れないかと何度通っても緊張する。今田重太郎が築き上げたこの道は奥穂岳山荘の物資を運び込むルート。
昔は白出小屋があり途中には荷継小屋もありました。ちなみに岩切道への沢の横断地点には重太郎橋という橋がかけられてます(架設の橋、シーズンのみ)
この橋が架けられるまでは残雪の上を横断になりますが、スノーブリッジができていて時期が悪いと雪解けが進み崩落しそうな時もありますので十分注意してください。あと、熊は本当によく見かける場所です。ある意味自然本来の姿らしいルートと言えるでしょう。
ルート解説
新穂高から右俣林道を進むこと約2時間白出小屋跡に着きます


重太郎橋
聞こえは良いが、単に角材の橋。雪解けが終わるとかけられる。増水時は注意が必要だが、渡り切った先が「岩切道」岩の壁面を歩く訳ですが、よくこんな所に道を付けたものです。

ちなみに残雪期の様子はこの写真。下は大きな空洞になってますので、気を付けなければいけません。


荷継小屋跡を越えると広い斜面が、白出のコルまで続く。稜線直下の登りでは落石に注意が必要である。雪上は音も無く落石が近づいてくるので、発見が遅れ巻き込まれることが多い。


白出のコル
コルとは稜線の隆起の間の平地であり、峠、乗越(のっこし)とほぼ同じ意味である。穂高岳山荘はこのコルに建っている山小屋です。


コースタイム(参考)
標準コースタイムは
新穂高温泉〜白出小屋跡 2時間
白出小屋跡〜穂高岳山荘 7時間
となってます。
以下はある日の自分のコースタイムです。テント泊装備ですので参考になるか分かりませんが、絶好調時でこんな感じです。
1日目
新穂高温泉駐車場4:49→穂高平小屋5:41→白出小屋跡6:22→重太郎橋7:20→荷継ぎ小屋跡8:20→穂高岳山荘11:05(テント泊)
2日目
穂高岳山荘5:53発→奥穂高岳6:35着→穂高岳山荘8:15着 穂高岳山荘9:12発→荷継ぎ小屋跡11:03→白出小屋跡12:48→穂高平小屋13:30→新穂高温泉駐車場14:25
基本を守ろう
当たり前のことですが、登山マナーを守り楽しい登山にしましょう。北アルプスの山ではヘルメットは必携です。
また、岩稜ではストックは使いませんのでザックにしっかり固定しておきます。歩き方については「落石を起こさない」ことに留意してください。
平地では初夏と言いながらも山ではまだ残雪が残ります。7月下旬までは稜線直下にも残雪がある場合がありますので、対策をお願いします。
残雪がある場合は「キックステップ」で。
緩やかな傾斜角度や残雪期の雪面歩きは、雪面を蹴り込んでステップを作って登ります。これを「キックステップ」と言います。この際の注意点は靴底(ソール)が平面に接面する事。
これを「フラットフィッティング」と言います。
この際に腰が引けてしまうと重心が後ろ側にかかるため余計に滑りやすくなります。
傾斜がキツイと恐怖感が出てへっぴり腰になるので注意です。これは雪面だけではなく無雪期の場合でも、地面に対してフラットに置くことでソールの性能をフルに出せスリップしにくくなります。

アイゼンが必要かどうか、登山道の状況確認は小屋への確認をお願いします。
登山者の熟達度もありますので不安があるようでしたら軽アイゼンなどの携帯をお勧めします。
飛騨ルートは楽しい
飛騨のルートは途中の小屋が無いので、どちらかと言うと健脚者向けと言われてます。ただ、この自然を感じながら自分の世界に浸れるこのルートは好きでした。あと、最短で登れるので「日帰り奥穂高岳」「日帰り槍ヶ岳」なども出来ます(積極的にはお勧めしません)また登ってみたいと思います。



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