伊賀焼窯元 かまどさんの長谷園を訪れて
長谷園という伊賀焼の食器
我が家でも長谷園の食器は愛用してます。
本来の伊賀焼は自然な土の風合いと
ビードロの美しさが特徴ですが、
日常の生活食器として考えると個性が際立ちすぎず、
扱いやすい方が良いと考えます。
長谷園さんのカタログは写真の質が高く、
唆られてしまいますが陶器は手に取らないと
質感や深みがわからない事も多いのも事実。
今回は実際に窯元を訪ね食器を吟味して買ってきました。
場所は
場所は伊賀市丸柱という集落で
窯元が集中している地区です。
歴史は古く、藩主・藤堂高虎や古田織部も愛した伊賀焼

この周辺は、
古琵琶湖と言われる琵琶湖の元祖があった場所。
それが変異し移動して今の滋賀県の位置になったようです。
(300万年から400万年前の琵琶湖は伊賀市周辺に存在)
そんな古琵琶湖の湖底に堆積した土が陶土として適しており、
古くから焼き物が盛んな地域です。
丸柱は山郷地域で位置的にも三重県と滋賀県の県境近く。
なのでアクセスが大変で、伊賀上野駅からもタクシーで20分程度かかります。
新名神高速道路・甲南ICからは車で15分。
多くの窯元の中でも全国的に知名度が高いのが「長谷園」です。
かまどさん
よくテレビやネットでも紹介されているヒットした土鍋「かまどさん」、
我が家の物ももう2代目になります。
結構長い事使ってますが、こんなに土鍋ブームが来るとは思いませんでした。
おうち時間の盛り上がりと共に更に売れてるみたいです。


山間のひっそりとした集落
JR伊賀上野駅から山道を進むこと20分
もう少し派手なお店かと思ったらなんとも素朴な佇まい。
周辺地域含めてひっそりとした山郷です。
高台から眺めると所々に焼き窯の煙突が見えます。
瀬戸や常滑、土岐などでも見られる焼き物の街風景です。


そこに長谷園があり、隣地には窯元が数件と旧登り窯、
大正時代の事務所だった建物「大正館」
そして1〜3展示室があります。
店内の撮影は出来ませんので外観と旧登り窯の写真です。


この隣接地にも2軒の窯元があり展示即売もしています。
一般に広く知れ渡った土鍋を始め、いまの生活に使える
食器が並んでます。
我が家的な選び方ですと、趣味としての陶器ではありませんので
作家性よりも実用性に重きを置いています。
歪みや不揃いなど、趣はあるけど日常は使いにくい物です。
それでも滋賀焼きの特徴でもあるビードロ・灰かぶり、
土の風味と小孔のある風合いは好きです。


今回の購入品
今回は小鉢が欲しくて1〜3展示室を見て回る。
その中からこの4点をチョイス。
1個しか無い物が有ったりしますので、1対では買えませんでしたが、
良いものを買う事が出来ました。
食にとって器は大変重要なもの。
これでさらに美味しい料理が食べられそうです。
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