シュラフの選び方

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山を語ろう

良い睡眠から良い登山

寝具の重要性

テント泊メインな人には

当たり前の装備、シュラフ。

高級ダウンに包まれ快適に熟睡できるのは

良いのですが、登山用具の中でも

結構高額な物になります。

今回は適切な選び方についてお話しします。

目的は登山用途

シュラフを語る前にまず前提条件の確認。

今回は軽くて高性能な登山に適したシュラフの

話になります。一般のキャンプ用の安価な物は

嵩張り重いので登山には向きません。

各メーカーの快適温度の指標も

ヨーロピアンノームと言われるEU規格が採用されつつあります。

快適温度下限温度、極限温度に区分けして表記しようと言う

動きですが、近いうちに統一に向かうのではないかと思われます。

まず基本知識

シュラフの中身はダウン(羽毛)と化繊

がありますが、山用では軽量で高性能な

ダウンシュラフが一般的です。

その性能や品質については

羽毛量やFP(フィルパワー)で表されています。

FPとは

2013年以前の測定はUSA法と言い、1oz(28.4g)の羽毛を

測定用シリンダー(内径148mm)に入れて一定の荷重(68.5g)

を一定時間かけて高さを測定、体積を測ったものでした。

現在はIDFB法と言い測定量30gの羽毛を

内径288mmのシリンダーへ入れ、

荷重(94.3g)を一定時間かけて高さを測定し、

体積を測ったものになります。

体積(高さ)が大きいほど空気層も大きく

高性能になります。

有名メーカー製のクオリティーは高く

数値的にはFP600~800くらいが一般的。

フィルパワーの数値が大きいほど空気を多く含んで保温性に優れ、

暖かく良質なダウンと言えます。

一方、廉価なものは化繊の物も多く、大きさの割に

暖かくないですし、

サイズも圧縮しても小さくなりません。

一般的に、500FP以下は低品質ダウン、

600~700FPが良質ダウン、

700FP以上は高品質ダウンといわれています。

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重さと性能のバランス

下のデーターは富士山の年間平均気温です。

あくまで平均ですので最低値では無いことに注意が必要ですが、

厳冬期の厳しさはお分かりになるでしょうか。

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北アルプス辺りでも−25℃程度の気温まで下がる

事を前提とした装備が必要です。

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シュラフの性能を決めるのは

品質(FP)+ダウン量、

FPが高い羽毛はダウン量を減らしても性能を維持できる訳です。

安い化繊シュラフは綿量が多くても性能が低く、

嵩張り重いのはこの為です。

また、シュラフには使用に適した気温範囲というものが

あります。

メーカーの推奨温度は基準となる数値です。

もちろん、人によって暑がり・寒がりはありますが、

あとはシュラフカバーとインナーシーツ、

衣服のレイヤードで調整可能でしょう。

手前味噌ですが、私の所有しているシュラフで

特徴を述べたいと思います。

イスカ PUFF810

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基本性能

FP800・1.4kg(ダウン量810g)

−27℃対応モデル

このシュラフは外側がゴアテックス・ウィンドストッパー

仕様になってます。そのため−27℃まで耐えられます。

シュラフカバーが要らないので装備点数を減らせ、

テント内の霜や結露にも強い。

(結構テント内は、霜が降ってきます)

イスカ Air450

FP800、800g(ダウン量400g)

−6℃対応モデル

これは三季用として使っているシュラフ

軽いので大活躍してます。

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これは防水ではありませんので

シュラフカバーが必要です。

シュラフカバーとインナーシーツ

シュラフは濡れてしまったら役に立ちませんし

冬の山では乾くことはありません。

ですので絶対に濡らさないようにしなければいけません。

そのためにシュラフカバーは必携と考えてください。

真夏はシュラフカバーだけで寝たり

インナーシーツのみだったり

軽量化のためにも便利なアイテムだったりもします。

最近は感染症対策として小屋泊でも布団に直に寝ないで

シュラフやインナーシーツを持参してください

と言う所が多い。

ぜひ欲しいところ

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あると便利・コンプレッションバック

慌ただしい朝のテント撤収、

サッとシュラフが片付けられない人にオススメは

コンプレッションバックです。

元々、純正で付いてくる収納袋は小さくて

空気をいっぱい含んだシュラフを入れるのは一苦労。

それに比べ、コンプレッションバックはとにかく

間口が広いのでスムーズに丸め込んでいけます。

あとはベルトで締めていくだけ。

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これだけで朝の準備が10分早くなりますよ。

大人数のパーティーの時は遅れを取らずに大助かりでした。

お手入れについて

基本的には山から帰ってきたら陰干しをして

乾燥させます。

これだけでも十分回復しますが、

我が家では自宅で洗濯します。

その際の洗剤は中性洗剤で手洗いが基本です。

そして水分を即座に乾かせる暖かい日が最適。

あとクリーニングに出す場合は

石油系ドライか水洗いで頼むのが良いとの事です。

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