雪上におけるサングラスの重要性

冬山の必須アイテム

いよいよウインターシーズンになりますね。

私も久しぶりに雪のある山を歩いてみましたが、

少し気になる事がありました。

登山では積雪時に「雪目※1」を防ぐために

サングラスやゴーグルは必需品です。

また、紫外線は皮膚だけでは無く、

目からも吸収されます。

日差しが強い時も注意が必要ですが、

曇天の時の方が瞳孔が開く為、吸収率が

高いと言われます。

それを防ぐためにサングラスなどは必須です。

 

ですが、価格も性能もピンキリで、何を基準にしたらよい

のかイマイチ分かりにくいのも確か。

ここではその注意点について書きたいと思います。

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※1

雪目とは、 スキー場や海水浴場で強い太陽光を浴びたり、電気溶接を行ったことによって、目が長時間直接紫外線にさらされ、角膜の表面が傷つく病気です。強い紫外線にさらされてから6~10時間程度で、「結膜の充血」、「目がゴロゴロする」、「涙が出る」、「目が痛くてまぶしい」などの症状があらわれます。
治療としては、感染予防のために抗菌薬を点眼し、目の痛みに対しては鎮痛薬を使用します。通常1~2日程度で治ります。予防としては、強い紫外線にさらされる場所では、紫外線から目を保護するためのサングラスやゴーグルが有効です。

千住製薬HPからの引用

私の大失敗

私の初心者の時、重度の雪目と日焼けでえらい目にあいました。

反射する紫外線によって、

目は痛いし肌はケロイド状に火傷をしたようになりました。

その後、1か月以上通院する羽目になりました。

ですので、雪のシーズンは日焼け止めとともにサングラスとゴーグルは

必需品になります。

 

歩行安全性が重要

ゴーグルやサングラスにはとても大切な役目があります。

それは目を守りつつも荒天時や快晴時など

天候に関わらず路面の状態を登山者に伝える役目です。

決してファッションアイテムではありません。

 

今回、安い偏光グラスを使用したのですが、

雪面の凹凸が分かりません。

そして質感も伝わってきません。

多分雪国の人なら分かってもらえると思いますが、

雪面の状態というのは多種多様で毎日違っていて

その状態によって歩き方や歩く場所を考えなければいけません。

私のような田舎出身ですと、まず実際に足で確認し

車などではブレーキを踏んでみて効き具合を確認します。

 

それを判断するのはまず目からの情報になります。

瞬時に雪面の状態を判断しなくてはいけませんので、

視認性の良さが求められます。

ゴーグルというのはウインタースポーツで使われるため

レンズは高級なものも多いのですが、

安価な物の中には、結露防止のためのダブルガラス

(中間に空気層を作り曇りにくくする)

ではなくシングルのものもありますし、

外周部のパッキン性能もイマイチなものもあります。

私が使っているのはオークリーのキャノピーと

いうモデルで、オークリー独自のプリズムレンズというものを

採用しています。

このレンズは幅広い天候下に対応し、

コントラストが強めに出るため凹凸の視認性も

良いです。

それからもう一点、

ゴーグルでよくあるのがコーティングの劣化です。

その点も耐久性が格段に向上しています。

サングラスも基準は一緒です

今回のような春山や好天時はサングラスを使うのですが、

こちらもケチってはいけないという事を

今回改めて思いました。

滑ったら谷底へ滑落する場面で、雪質や凍結状況

の正しい情報は不可欠だからです。

安いレンズがここまで悪いとは思わなかったので

ただいま物色中です。

基本的にスポーツグラスの著名メーカーが

間違いはないのかなと思います。

これがなかなかのお値段ですので躊躇してますが。

 

路面が伝える情報は

命を守るうえで重要です。

それを助けてくれるアイテムには

ある程度お金をかけるべきだと思います。

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