ペット同伴登山について
大切な自然、ルールを守って楽しむ
最近は登山でもペット同伴の方もよく見かけます。
犬好きな私ではありますが、
昔、南アルプスの農鳥小屋でたくさんの犬が
飼われているのをみて
良いのかなと疑問に思ったことがあります。
私自身は、
通常の低山での登山でしたらペット同伴も
問題ないと思ってます。
もちろん最低限のマナーは守って欲しいものです。
他の登山者もいる中で、ペットの排泄物の放置や
ノーリードでの登山は厳禁です。
昔、ジョギング中にアキレス腱を放し飼いの犬に噛まれた
経験があり非常に怖い。
今でもトラウマになってます。
国立自然公園では
ところで国立公園などではどうでしょう。
今はこういった規制があります。
環境省で規制では
自然公園法施行令が改正され、平成18年1月から、国立・国定公園の特別保護地区において、
[1]木竹以外の植物を植栽すること、
[2]植物の種子をまくこと、
[3]動物を放つことが禁止されます。
今後、これらの行為を実施するためには、事前に環境大臣又は都道府県知事の許可を得ることが必要になります。
自然公園法では、以前から、特別保護地区内では、木竹を植栽すること、家畜を放牧することは禁止されていましたので、今回の改正により、特別保護地区内では、原則として全ての動植物の放出が規制されることとなります。
国立・国定公園の利用者の皆様、事業者の皆様、その他関係される皆様には、本改正についての御理解と御協力を御願いいたします。
とあります。
補足しますと野放しはダメですがペット自体禁止しているものではないようです。
管理された上でのペット同伴は良いようです。
日本アルプスや高山帯でのペット同伴
問題は日本アルプスに代表される
特殊な生態系を持つ場所での可否です。
これについては地方自治体単位で禁止している所が多く、
よく注意喚起がされています。
これは昨今、動物の生息数の急激な減少などが
問題となっているからでしょう。
今のところは反則者に対する罰則もなく
個人のモラルに訴えるしかないのが実情です。
動物が持ち込む病原菌や細菌は小動物の生態系に影響を与え
ると考えられています。
今後はより強い強制力を持った条例制定に動いていかざる得なく
なると思われます。
飼い主のモラル低下はいずれ登山者自体への逆風
となってしまう懸念があります。
せっかく、大自然の中に人間が立ち入らせてもらってる
以上、高い倫理観を持って趣味を楽しみたいものです。

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