1級管工事施工管理技士 記述参考資料⑥ (試運転調整・自主検査編)
目次
1級管工事施工管理技士 記述参考資料⑥ (試運転調整・自主検査編)
試運転調整と自主検査とは
最終的な確認作業である試運転や検査。
工事も最終段階である。
確実なチェックはのちの出戻り作業の削減につながります。
特 に 重 要 と 考 え た 事
「 〇〇のため」
1、試運転調整と工程計面(品質管理、安全管理、施工計画)を行うため
2、完成に伴う自主検査の施工計画書を作成するため
3、試運転調整により、機能の確保とチェックを実施するため
4、作業者への施工要領を徹底して、完成に伴う自主検査を行うため
5、施工図や据付要領書を確認して、試運転調整を実施するため
6、完成に伴う自主検査を実施して、最終品質の向上を図るため
7、試運転調整を行い、駄目直しを確認するため
8、完成に伴う自主検査を行い、据付・取付状況を確認するため
9、試連転整による異常の有無を確認するため
10、完成に伴う自主検査を、チェックリストにより行うため
「〇〇に留意した」
1、施工図、施工要領書、据付要領書に基づき確認
2、工場試験表、ダクト系統図に基づき確認
3、設計値、実測値などを記載した空気収支集計表に基づき確認
4、最終品質である・・・のチェック
5、・・・の機能の確保
6、作業員への作業要領の徹底
7、機器類のえ付け状態の点検
8、必要な作業人員を配置
9、バルブ類の操作性の確認
10、異種管接合部の漏水チェック、配水管路の水圧の確認
11、防水層の貫通、員通スリーブの埋戻しのチェック
12、壁、床の貫通部のすき間部分の駄目直し
13、器具の機能確保
14、器具の納まり、取り付け位置の確認
15、膨張管の断熱状況の確認
16、配管勾配などの機能の確認
17、流速、水圧の点検
18、天井吊形ファンコイル方式における、サーモスタットの位置の確認
19、ファン吸込みダクトの静圧、騒音の確認
20、給水管の勾配、継手部、エアチャンパーの位置の確認
21、ダクト系統の抵抗のチェック
22、保温材の取付け状況のチェック
23、送風機まわりのダクトの風量調整の確認
24、送風機周りのダクトの保守点検
25、機器まわり配管のウォータハンマー防止器の位置の確認
26、空冷ヒートポンプパッケージェアコンの定格風量の確認
27、吹出しロのサイズ、個数選定に留意
28、ドラフトの防止、蒸発器表面の着氷防止
29、天井埋込型ェアコンの据付け確認
30、ポンプ性能、ポンプ揚程のチェック
31、水位電極による発停、警報の確認
32、排水設備における漏水、トラップの水封状態の確認
33、渦巻ポンプの軸心の調整、ポンプ廻り配管の点検
34、ポンプの据付け、ポンプ吐出し側のェアチャンパー取付け状況のチェック
取った措置及び対策
1、チェックシートにより実施
2、チェックシートに明記
3、・・・の機能確保の確認
4、機器類のすえ付け状態を再点検し清掃試運転調整に必要な作業人員を配置
5、居住城における室内サーモスタットの位置確認
6、空調時における室内の床面と天井間の上下温度差が大きくなるのを防止
7、リモコンスイッチの形式と取付位置の確認
8、配管接続後の本体ソケット端面までの完全な保温状態の確認
9、ドレンパンの清掃とドレン配管の勾配の確認
10、継手箇所、接続箇所などからの水漏れの確認
11、弁の開閉操作を点検
12、高置タンク方式である受水タンク水位、ポールタップ、電極の作動を確認
13、水源や高置タンクの電極の作動、揚水ポンプの圧力計、電流計の確
14、給水機器の吐水圧調整、パックフローなどの汚染防止を計画的に調整
15、防水層部分は、つば付きのスリープを用い、鉛コーキング、ヤーンなどの施工精度を確認
16、屋上貫通部は雨水の浸入がないかを確認
17、壁、床部分については、断熱の有無、振動の有無、熱膨張による管の伸縮の有無などの確認
18、地中埋設管が鉄筋コンクリートの壁や梁を貫通する箇所は、塩化ビニル管として、絶縁継手の施工位置も確認して腐食防止処理を実施
19、各吹出口、還気ロのシャッター・各分岐・チャンパーなどの風量調節ダンパーを全開にして、送風機の吐出風量調節主ダンパーは、始動時に全閉、除々に全開にして工場試験表と照合
20、実際値と設計値の風量がかけ離れている場合は、プーリーの交換または機器吐出風量調節主ダンパーを調整して、設計値に近づけた
21、軸受の注油、回転むら、グランドバッキンの締め具合、カップリングの水平度を確認
異常音、異常振動、キャビテーション、サージング現象がないかを点検
22、エアチャンパー、仕切弁、水撃防止形逆止弁、可とう継手、防振材、スト
ッパーなどの取付け位置、取付け状況を点検
23、ユニット本体とパネルの間の隙間をチェックシートにより確認
ショートサーキットを防止
24、天 井 込 型 は 保 守 点 検 が 容 易 な よ う に 点 検 口 を 確 保
25、保温完了後、ドレンパンの清掃を行い、目詰まりによる浴水を防止
26、ドレンパン、ドレン配管の勾配を確認
26、受電送電設備の完了を確認
27、空気調和機、送風機などの手元操作盤によるならし運転を実施
28、保護装置の作動をチェック
29、ダンパー類の開閉を点検
30、防火ダンパー用ヒューズの取付け状態、吹出口などの羽根の開度を点検
31、水圧試験後に、保温材相互の重ね部の継目が、同一線上になっていないかを確認
32、筒状保温材は管径に適合しているかを確認
33、全被覆施工範囲にわたり外観検査、厚さ測定を実施
34、防火区画、貫通部のロックウール保温材、不燃材料の確認、伸縮部の支持方法、絶緑材の使用状況などを確認
35、配管内の水張りとブローをくり返し異物を排除して、ストレーナーを清掃
36、満水にする場合は、完全な工ア抜きを行い、水の流れを阻害しないような
状態にして、水張りは徐々に行い継手箇所、機器の接続箇所、弁などからの水漏れの有無を点検
37、器具取付け後、煙試験を行い漏煙を検査
38、水栓類の取付けは、吐水口空間を確認
39、手洗器・洗面器の取付けは、器具排水口周辺と排水金具とのすき間に、
40、耐熱性不乾性シール材を詰め、漏水の有無を確認
41、洋風大便器・ストール小使器については、不乾性シール剤の詰めを確認
42、洗面器類の吐水圧、便器用洗浄弁の吐水圧、白動洗浄弁の洗浄間隔を調整
43、配管内の水張りとプローをくり返し、異物を排除
44、水張りは徐々に行い継手箇所、機器の接続箇所、弁等からの水漏れを点検
45、ポンプ圧力指針により配管系のエアの有無を確認
46、流速〇〇〜〇〇m/s以下、給水圧力〇〇kpaの確保
47、調整弁・減圧弁・水撃防止逆止弁などの機能を確認
48、給水横走管の勾配は、先上り、先下りとも1/〇〇を確認
49、給水栓、元止め式瞬間湯沸器などの上流側のエアチャンパー位置確認通水により継手部からの漏水の有無をチェック
50、試験圧力は、2段階に分け最低圧力OOMpaの確保
51、鋳鉄管と硬質塩化ビニル管接合部は、フランジ接合とするため、通水を行いパッキングの納まりやゆるみを精査し、漏水がないことをチェック
52、最大静水圧OOMPa以下、最大動水圧は最高〇OMPaと設定して、水圧
53、試験を行い異常がないことを確認
54、ラッキング継目のコーキング処理、さび止め塗装の確認
55、断熱部の雨水浸透による配管腐食防止、断熱機能の低下を防止
56、ステンレス管を使用している蒸気還水管の、突合せ溶接部のチェック
57、先下り配管の勾配1/〇〇、べンド部、偏心径違い継手部の細部にわたる確認
58、各機器、ダクト、配管などの点検清掃を行い受電・送電設備の完了を確認
59、ポンプ、空気調和機、送風機などの手元操作盤によるならし運転の実施保護装置の作動の確認
60、送風機吐出口直後での曲がり部方向の確認回転方向と反転部分のガイドベーンの位置を確認
61、局部抵抗・騒音の発生量を減少
62、送風機吐出ダクトの傾斜角・以内の漸大形、送風機吸込ロベルマウスの確認
63、ダクト内の清掃、ダンパー類の開閉、防火ダンパー用ヒューズの取付け状態、羽根の開度を点検調整
64、ダクト内風量測定は、ビトー管を用い測定測定位置は偏流の起こらない直管部分とする
65、曲管部、分岐部からダクト径7.5倍以上の所で等断面積に区分し、それぞれの中心風速から全体の平均を求め、これに断面積を乗じて風量を求める
66、吹出口、吸込ロの測定は、フェース各点の平均風速から断面積を乗じて求め、ドラフトを防止し、下限風量をチェック
67、軸心の調整は、ポンプ、モーターの水平をチェック
68、軸継手のフランジ面について、外縁及び間げきをチェック
69、吐出管の逆止弁、仕切弁、ウォーターハンマー防止用の衝撃吸収式逆止弁、エアチャンパー ショックアプソーパーの性能を確認
70、揚水ポンプの圧力計、電流計の点検
71、受水タンク水位、ポールタップ、電極の作動などを確認
72、配管内の清掃、点検の実施
73、配管系のェアの有無は、ポンプ圧力計指針の振れ具合で判断し確認
74、水張りは徐々に行い継手箇所、機器の接続箇所、弁等からの水漏れを確認
75、ポンプ、モーターの水平をチェック
76、軸継手のフランジ面について外縁および間げきのチェック外縁の狂いを〇〇mm以下、間げきの誤差を〇〇mmに抑える
77、Vベルトの調節はベルトの厚さでたわむ程度とする
78、ポンプ吸込み管は、ポンプに向かって1/〇〇〜1/〇〇の上り勾配を確認
79、吐出管の衝撃吸収式逆止弁・仕切弁の位置をチェック
重要性
試運転や自主検査は、最終的な確認作業です。
ここでの性能確認はとても重要な作業となります。
手直しの必要も出る場合がありますので、早めのチェックが必要です。
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