西穂高岳登山。侮ってはいけない山

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西穂高岳登山の楽しさ

穂高登山の登竜門「西穂高岳」

西穂高岳は標高2,909 mの北アルプス南部の山。

北アルプスの高峰ではありますがアクセスが比較的容易で

大勢の登山者で賑わう山でもあります

穂高連峰の一員ながら登山ルートは新穂高ロープウェイ経由で

登られる方が大多数です。

(徒歩で登る場合は上高地からも可能)

山小屋は「西穂山荘」が千石尾根と主稜線の交点にあります。

新穂高ロープウェイでのアクセス

西穂高岳へのアクセスは新保高ロープウエイが主流。

最近ゴンドラがリニューアルされ綺麗です。

開放感のある二階建てゴンドラで全面展望を楽しむ事ができます。

昔ここにはスキー場がありスキーの為のロープウェイでもあったのですが、

現在ではゲレンデの痕跡を見ることが出来ます。

晴れた日の展望は最高で

笠ヶ岳や槍ヶ岳まで360°のビューを堪能できます。

基本的なルールですが、

①ザックは背負わず、下して乗車しましょう。

②ピッケル・アイゼン・ストックなど鋭利な爪などが

ある道具は必ずカバーを装着してください。

(保護していない場合、乗車できないことがあります)

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冬の時期はロープウェイ終点の千石平園地は

雪の回廊になってます。

最近では展望デッキが作られ憩いの場所になってます。

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ロープウェイ運賃について

運賃については1,700円(通年)往復3,000円

6Kgを超える登山用具も持ち込みされる場合は

荷物券300円、往復600円が必要です。

運行時間と運賃はこちらでご確認ください

コンビニ購入

コンビニ店頭の発券機前売り購入ですと

片道1,400円 往復2,800円になります。

WEB乗車券

インターネットによる購入もできます。

スマホで購入手続きをし現地発券機にて発見できます。

また、行きの便に限り日時便指定が300円で可能です。

詳しくは新穂高ロープウェイHPにて

高山からのバスとセット乗車券

奥飛騨まるごとバリューきっぷ

<セット券の内容>

1. 高山バスセンター~新穂高ロープウェイ間の2日間フリー乗車券 又は、

3日間フリー乗車券
(平湯温泉発は、平湯温泉~新穂高ロープウェイ間の2日フリー乗車券)
2. 新穂高ロープウェイ(第1、第2ロープウェイ)1往復乗車券
3. 特典
※濃飛バス運行便のみご利用いただけます
料金

料金:大人 6,300円 / 小人(小学生) 3,150

高山発着3日券 大人/7,000円 小人/3,500円

詳しくは濃飛バスHPへ

西穂高口駅から山荘へ

西穂山荘は、ロープウェイ終点からは約1時間(夏場)で到着できます。

と言う事は、日帰りでも登れるのでは?

と思われるでしょうが意外と手強い。

と言うのも、ロープウェイの営業時間が微妙だからです。

ロープウェイの営業時間

年間:午前8時30分から午後4時、
8月1日から8月31日:午前8時から午後4時、
10月の土曜日・日曜日・祭日:午前8時から午後4時、
12月1日から3月31日:午前9時から午後3時30分、

標準コースタイム

朝8時始発便ロープウェイで終点まで

おおよそ30分(8:30)

ここから登山道ですが、

山と高原地図のコースタイムによると

終点〜山荘は登り1時間30分 下り1時間

山荘から西穂独標までは登り1時間30分 下り1時間

独標から山頂は登り1時間30分 下りは1時間10分とあります。

これを行程にしてみると

ロープウェイ終点から山頂到着は4.5Hで13時到着

下りでロープウェイ乗り場到着は3.10Hで16時10分到着となります。

(無休憩の場合です)

自分の歩行データー

上の地図は実際歩いた時の実時間です。

衰えてからのデーターなので参考になるかと思います。

ロープウェイ終点出発が8:31

山頂到着が11:52

山頂出発が12:40

ロープウェイ乗り口到着が15:31でした。

こうみると結構ギリギリになりますね。

稜線の難易度

西穂山荘を出発、丸山と言われる緩やかなピークを超えると

独標〜ピラミッドピーク〜西穂高岳山頂と進みますが、

独標より先は大小8つ(GPSデーターより)のピークがある。

細尾根や岩場登降の連続になるので慎重に。

よく初心者は独標まで、

その先は熟達者でなければ危ないと言われます。

確かにしっかりとした体勢の確保をしなければ、

浮石など踏み抜いて滑落の可能性は高いと思います。

昨今よく見られる光景としてストックを持ったまま

降下をしている人もいて大変危なく感じています。

西穂高ってよく滑落する人に遭遇するイメージです。

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テント場と宿泊

唯一の山荘である「西穂山荘」。

宿泊料は13,500円(1泊2食付き)、

素泊まり 9,500円、 お弁当 1,500円、

となっており「随分と高くなったなぁ〜」

と言うのが印象です。

一方、テント伯ですが、

価格は1張り2000円(屋外トイレ使用可能)

※飲料水は小屋にて1リットル200円です。

(2022年現在)

こちらも相当値上げしています。

山荘泊、テント泊共に、コロナ感染症の影響で

予約制の場合があります。

事前の問い合わせをお願いします。

西穂山荘HP

通年営業の山荘

この山荘はいろんな事で利用させていただいてます。

山岳会の冬山研修にも使いましたし、

mixiのイベントもやりました。

雪洞訓練や縦走など

いつもお世話になってますよね。

全盛期は月1で登ってましたんで、

ほんとお世話になってます。

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お食事も美味しいし、書庫にいっぱい漫画があるので

退屈はしません。

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冬の西穂高

難易度は上がりますが、冬の穂高も魅力的です。

丸山辺りまででしたら比較的容易に登れるため、

山岳写真の撮影や雪上訓練の場所として良く使われます。

装備について

山荘まで登る場合でも、基本的な冬山装備が必須です。

特にアイゼンは厳冬期は10本歯以上の物、

ピッケルは必ず必要ですので持参してください。

必要に応じストックもあると良いでしょう。

冬の西穂高口から山荘までの様子

雪質によりますが、アイスになってる場合

もありますのでアイゼンは必要です。

目安としてはステップが切れるような積雪なら

履かない場合が多い。

ただ、小屋直下の急登箇所はあったほうが安全、というか

楽だと感じました。(スリップしないので)

このルート、

毎回あまり印象は変わらない感じですが、

トレースはしっかりあり迷う所は有りません

ほぼ樹林帯の中なので風の影響は少ないです。

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約1時間で山荘に到着

テント場はスコップ必須です。

雪を掘り下げて防風壁を作りましょう

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周辺駐車場の様子

登山口の様子をお伝えします。

週末などはめちゃめちゃ人がおおい

当然、駐車場も満車状態です。

特に夏季は駐車場争奪になりますので、

乗合せてきてください。

新穂高の駐車場は

1、ロープウェイ有料市営第一駐車場

(一般客用、日帰りのみ)

2、しらかば平有料駐車場

(登山利用可、冬季閉鎖)

3、新穂高バス停下の県営有料駐車場

(登山者指導センターの下、冬季は無料)

4、深山荘前登山者用無料駐車場(150台程度)

5,有料市営第二駐車場

6,中尾口駐車場(無料)

7,北アルプス展望園地 駐車場 P11(無料)

ロープウェイの駐車場は第一第二駐車場がありますが、

こちらは登山者用ではないので注意が必要です。

山荘で一泊の時はここへ止めては行けません。

(日帰りなら大丈夫です)

ちなみに冬季はしらかば平の駐車場は閉鎖されてます。

有料ですが、無雪期は登山者も使えます

県営駐車場は 登山者指導センターの

50mくらい下にあります

(多分50台から60台くらい収容できそう)

注意点は冬季は無料ですが、

無雪期は有料駐車場になります。

(大型バスなどの駐車場にもなる)

さらにその下、深山荘前にも駐車場があります。

(ロックシェッド真ん中あたりに入口有り)

こちらもとにかく直ぐ満車になりやすいところです。

完全無料ですが、少し歩かなければなりません。

(1km、約20分)

前日入りの登山者が多いです。

さらに戻って中尾口バス停周辺にも

小さな駐車場はありますが、

結構遠いので大変です。

ルート

簡単なルート図

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